見せた、「ガッツマン」の存在感! 1000日ぶり打点も話題 巨人24歳内野手の意地 ファンも歓喜「人生かかった打席だった」

2025年5月1日(木)5時20分 ココカラネクスト

増田陸が決勝打を放った(C)産経新聞社

 巨人は4月30日の広島戦(東京ドーム)に2−0と勝利、3連勝で単独首位に浮上。先発の山崎伊織はセ・リーグ新記録となる開幕から35イニング連続無失点の快記録を達成した。

【動画】魂がこもった打席!増田陸が1000日ぶりとなる打点をマークしたシーン

 山崎は広島打線相手に7回5安打6奪三振無失点、112球の熱投でリーグトップタイの4勝目をマーク。相手先発、大瀬良大地との投手戦となる中、7回二死一、二塁のピンチにも代打で出た堂林翔太を低めのフォークで空振り三振に打ち取るなど粘り強く投げ、広島打線に点を与えなかった。

 そんな山崎の好投に応えたのが「7番・一塁」と今季初スタメンで出場した増田陸だった。

 0ー0で迎えた6回二死一、二塁の場面。大瀬良のカットボールに食らいつき、左翼線に運ぶ2点適時二塁打をマーク。打った瞬間は「よっしゃー!」と叫び、二塁塁上でも気持ちのこもったガッツポーズを繰り出した。
 
 これが決勝打となり、2022年8月4日、阪神戦(東京ドーム)以来、1000日ぶりの打点となった。

 巨人には珍しく闘志をむきだしにするプレースタイルから「ガッツマン」としてファンの間でも定着。ただそんな増田陸も近年は苦しんでいる。昨年はわずか4試合の出場にとどまった。

 現在、1軍では門脇誠、泉口友汰、中山礼都らがレギュラーの座を目指し、しのぎを削る中、内野手争いではなかなか存在感を示せずにいた。

 入団時から坂本勇人に師事し、今回の1軍昇格も喜んでくれたという。2018年ドラフト2位入団、当初からパンチ力あふれる打撃で1軍定着が期待されるも、ここまで故障も多く、思ったような結果は残せず。高卒7年目シーズンといえば、プロ野球では一つの結果が求められる節目の年ともいわれる。

 そんな背水の陣の中で魂のこもった打席を見せ、ファンの間からもSNS上で「本当に人生がかかった打席だったと思う」「よく打った」「食らいつく気持ちが見える」と反響が拡がっている。

 山崎とともにお立ち台に立った増田陸は「最高でーす!」と開口一番で絶叫、活躍を願っていた本拠地のジャイアンツファンからも大歓声が飛んだ。続けて「本当にここに立つために必死でやっていました。本当にめちゃくちゃ嬉しいです!」と感情を爆発させた。

 内野のポジション争いはし烈を極める。それでもこの試合のように必死に食らいついてみせる。無骨な背番号61の引き続きの躍動した姿を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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