トッテナム加入濃厚のDFドラグシン、代理人は決断に驚き「バイエルンを断るなんて…」

2024年1月11日(木)12時11分 サッカーキング

トッテナム加入に迫っているドラグシン [写真]=Getty Images

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 ジェノアに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンの代理人が、注目されている今冬の移籍について言及した。10日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在21歳のドラグシンは2018年に母国クラブからユヴェントスの下部組織に入団。2020年1月にトップチームデビューを果たした。2021−22シーズン前半はサンプドリア、同シーズン後半はサレルニターナに期限付き移籍し、2022年7月にジェノアへと期限付き移籍。翌年夏に完全移籍となった。今シーズンはここまでセリエAで19試合出場で2ゴール1アシストを記録している。

 そんなドラグシンには複数クラブから関心が寄せられているものの、トッテナムが獲得に近づいており、移籍金2150万ポンド(約40億円)に430万ポンド(約8億円)の追加オプションを支払うほか、契約の一環としてトッテナムからイングランド人DFジェド・スペンスがジェノアにレンタル移籍することで両クラブは合意間近となっていることが報じられている。

 しかし、トッテナムへの移籍が濃厚となっているなか、土壇場でバイエルンがドラグシンに接触したことも明らかに。トッテナムよりも上回る給与でのオファーが届いたことも伝えられており、動向には注目が集まっていたが、最終的に同選手はトッテナム移籍を決断した模様で、10日にはメディカルチェックを受けるためにロンドンに移動したため、トッテナム加入は時間の問題となっている。

 そんななか、ドラグシンの代理人を務めるフロリン・マネア氏がルーマニア紙『ガゼタ・スポルトゥリロル』で同選手がトッテナム加入を決断した経緯を明かした。

「私たちはトッテナムに行くことを決断していたが、バイエルンからのオファーが来て途中で立ち止まった。空港に向かう途中だった。慎重に考えて評価する必要があると私は言った。バイエルンは世界最大のクラブの一つであり、私たちがバイエルンを断ったなんて信じられないよ。だが、それが彼の決断なんだ」

「私はラドゥと彼の家族とともにこの決断を受け入れた。バイエルンにはこれが決定であり、彼らが最後に来たことは、考えを変えるのにはとても難しかったと伝えた。もしかしたら、将来的にはそこに行けるかもしれない。でも、最終的にはこれがラドゥと彼の家族が望んでいたことだった。彼は幸せで、私たちはトッテナムに向かうんだ」

「当然、ラドゥもバイエルンからのオファーについて考えていた。このような決断を下すのは難しい。バイエルンも彼を強く望んでいたが、正式なオファーは昨夜まで届かなかった。バイエルンからはもっと多くのお金が提示されていたけど、彼はこれが自分のキャリアにとって正しいステップだと判断した」

「一晩中、考え続けたよ。メリットとデメリットを比較検討していたから、一睡もできなかった。ナポリやミランからも関心が寄せられていたけど、彼は幼い頃からプレミアリーグでプレーすることを夢見ていたんだ」

「彼がお金よりも自分のキャリアを選んだことは評価されるべきだ。バイエルンからのオファーを断った人が何人いるかは知らない。私たちがバイエルンを拒否するなんて思わなかった人も多くいたが、私はこれが正しいステップだと言った。かなりの差があった。2倍とは言わないが、ほぼ半分だ。でも、金額が重要なわけではない。それらは決して優先事項ではなかった」

 なお、依然として正式発表はされていないものの、マネア氏は「トッテナムは素晴らしい努力をして、会長とスポーツディレクターはとても満足していた。両者は合意に達するために午前3時まで懸命に働いたんだ。今、彼らは(契約期間)6年半を望んでいる。5年半についても話し合ったし、まだ詰めるべき細かい点はあるが、99パーセント合意しているよ」とドラグシンがトッテナムに加入することは決定的であることを認めている。

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