V奪回を目指す巨人の5番打者候補 中田の穴は誰が埋める?期待される「選手の名前」

2024年1月14日(日)6時30分 ココカラネクスト

大城は昨年リーグ最多犠打を記録した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続BクラスからV奪回を目指す巨人で鍵を握るのは5番を務める打者にもありそうだ。

 昨年まで多く5番を任された中田翔内野手が今オフ、中日に移籍。過去3度の打点王に輝いた勝負強いスラッガーを欠くことで新たな5番候補の台頭が待たれる。

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 クリーンアップは3番・坂本勇人、4番・岡本和真の並びが想定される中、阿部慎之助監督は5番打者に関して、バントなどチーム打撃もしっかりできる万能型の選手を理想に掲げている。

 すでにドラフト3位ルーキーで即戦力の呼び声高い佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)の名前も浮上する中、犠打という点にフォーカスすれば、2023シーズン、中野拓夢(阪神)、中村悠平(ヤクルト)と並ぶリーグ最多となる「21」犠打を記録した大城卓三捕手の存在も見逃せない。巨人選手がセ・リーグ最多犠打を記録したのは「バントの神様」として知られる川相昌弘氏以来の快挙となった。

 大城はプロ6年目となる昨年、大きく飛躍した。春に行われたWBCでは侍ジャパンの一員として世界一奪還に貢献、シーズンに入ってからも134試合に出場し、打率・281、16本塁打、55打点といずれもキャリアハイの成績を残した。今季から菅野智之に代わって選手会長を務めることも決まっている。扇の要として攻守でチームを引っ張れるか、期待が高まる。

 またヤングジャイアンツからの5番候補といえば、昨年も一時、同打順を任された秋広優人にもある。シーズン終盤に失速したが、プロ3年目の昨年は121試合に出場、打率・273、10本塁打、41点と頭角を現した。身長2メートルと恵まれた体を持ち、バットコントロールの巧みさは天性の才能も感じさせる。今季はレギュラー定着をかけ大事なシーズンとなることは間違いなく、クリーンアップの一角を任せられるぐらいのアピールをキャンプから果たせるか。

 ほかにもここまで実績を積んできた丸佳浩、梶谷隆幸、長野久義といったベテラン勢も腕をぶすシーズンとなり、ともに勝負強さを持ち合わせているとあって、こちらも注目の存在となりそうだ。

 果たして開幕スタメンで大事な5番を託されるのはどの選手となるのか。阿部監督のタクトにも期待が高まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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