日本一阪神 2024年オフの主力FA問題 高木豊氏が「手を挙げる可能性がある」とみる選手とは

2024年1月22日(月)11時29分 ココカラネクスト

坂本は日本シリーズでも活躍、扇の要としてチームをしっかりまとめた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今オフのFA戦線も様々な話題を集めた。オリックス左腕の山崎福也が複数球団の争奪戦の末に日本ハムに移籍したことに始まり、西武・山川穂高はFA権を行使し、ソフトバンクに移籍となった。チームにとっては待望の右の大砲となり、2020年以来の優勝に向けての起爆剤となれるか、期待が高まる。

 そして早くも2024年オフのFA戦線の行方にもひそかに水面下で注目が高まっている。選手にとってプロ野球人生の岐路ともいえ、取得年度に成績をしっかり残せるかで〝市場価値〟も変動してくるとあって、大事なシーズンとなる。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は1月21日に自身のYouTubeチャンネルに「【2024FA戦線】阪神の選手の移籍はありえない?巨人大城が目玉!!2024年取得となる選手について語ります!」と題した動画を更新。2024年オフのFA戦線について独自の目線で語っている。

【2024FA戦線】阪神の選手の移籍はありえない?巨人大城が目玉︎2024年FA取得となる選手について語ります!

 まず阪神では今年度、大量の主力選手のFAを迎えるとされる。主砲の大山悠輔内野手を筆頭に、最多勝2度もマークしている青柳晃洋投手、坂本誠志郎捕手、ユーティリティーとしても存在価値を示す糸原健斗内野手、代打で勝負強い打撃が光る原口文仁内野手だ。同一球団でこれだけ一気に主力がFAを迎える年度も珍しい。

 高木氏は阪神のFA取得選手の動向に関して、注目したのは、坂本だった。昨年は梅野隆太郎捕手の負傷などもあり、特に後半戦から存在感を強く発揮した。最優秀防御率に輝いた村上頌樹とのバッテリーも知られ、インサイドワークのたくみさに定評があり、コントロールピッチャーが多いとされる阪神においては特に大事な位置づけの選手となる。

 高木氏も「坂本に手を挙げられたら、阪神も大変なことになる」としながら、「今年の扱われ方によっては、(本人に)自信もあるだろうし、手を挙げる可能性だってある」と言及した。チームは投手によって梅野、坂本の併用で昨年も乗り切ってきたが、今季の起用法がより注目となりそうだ。仮に坂本がFA権を行使すれば、争奪戦になる可能性も示唆した。

 また主砲・大山に関しては4番も務めチームの顔という側面もあり「それなりのことは阪神だったらしてくるはず」と球団側も金銭面など含め、しっかりフォローしてくるはずとした。残留が基本線としながら、オフの契約更改では球団側の複数年契約の提示を断り、単年契約を選択した流れを受けて、「FA宣言しそうな感じもしないでもない」と不確定要素もあると指摘した。

 また巨人からは大城卓三捕手に注目した。オフの契約更改では球団から複数年契約の提示もなく、単年となっているが「多分(巨人を)出ないと思うけどな」としながら、仮にFA宣言すれば、昨年キャリアハイの16本塁打をマークと「打てる捕手」としても知られるだけに、興味を示す球団もあるとした。「(球団が)離したら大変だよ」と流出を防ぐためには、フロントの対応も鍵を握るとした。

 高木氏は動画内ではほかの球団のFA取得選手の動向についても語っている。

 昨年38年ぶりの日本一を達成した阪神においては主力が20代後半とまだ若く、これからが常勝軍団を築くにあたって大事な期間となる。果たしてFA取得年度となる選手たちはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。オフの動向も想像しながら、観戦するのも楽しみの一つとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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