佐々木朗希はどこへ向かうのか 選手会脱退報道にファンからも心配の声「もう少し日本で活躍してからメジャーに」

2024年1月25日(木)16時0分 ココカラネクスト

佐々木は完全試合も成し遂げている(C)Getty Images

 迷えるエースの今後が心配されている。キャンプインを目前にして未だ契約未更改となっているロッテの佐々木朗希が、労組「プロ野球選手会」を脱退していることが明らかになった。

 1月25日発売の「週刊文春」(2月1日号)によると佐々木は2023年シーズンから選手会を脱退。過去には今オフポスティングシステムを利用して、ドジャースに移籍した山本由伸も脱退していた経緯があるという。

【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希の広島戦のピッチングの映像

 佐々木は今オフ、早期のポスティング移籍を目指して球団と交渉しているとも伝えられている。ポスティングシステムは数々の変遷を経て、海外FA権を取得する前の選手に対し、選手会が球団と交渉を重ねた末に現在の形に至った制度だ。

 昨年は春先のWBCにも侍ジャパンの一員として活躍。160キロを超える剛速球で世界に名をとどろかせた。一方、レギュラーシーズンは15試合に登板して7勝4敗、防御率1・78、135奪三振。右手のまめや肉離れの影響でチームを離れる時期もあり、課題とされるフィジカル面で不安定さも露呈した。

 入団時からメジャー希望を明らかにしており、現在球団と契約更改交渉がまとまっていない背景には、早期のポスティング移籍をめぐっての攻防もあると推測されている。このままでは自費キャンプの可能性も取りざたされる中で明らかになった、今回の選手会脱退騒動。

 本人の気持ち、思惑はあるだろうが、時期尚早な感も否めない。

 今季でプロ5年目を迎える。球団としては1年目は1軍に帯同させながら、実戦登板させずに身体作りを優先させるなど大切に成長曲線を見守ってきた。大谷翔平に並ぶ日本人最速165キロをマークする剛腕も、未だシーズン通してローテーションを守ったことはなく、節目の10勝にも到達していないとあって、ファンの間からも「もう少し日本で活躍してからメジャーに行ってほしい」という声が多い。

 たぐいまれなる才能を持っていることは誰からも認められている。一方で夢への挑戦にはファンからの後押しも必須となる。今後の影響が心配される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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