中東勢に苦戦の日本にシビアな意見 韓国メディアが悲願のアジア杯制覇に警鐘「現実は思った以上に冷酷だ」

2024年1月26日(金)17時0分 ココカラネクスト

より攻撃の活性化が求められる日本。そのなかで久保(左)と堂安(10番)はキーマンとなりそうだ。(C)Getty Images

 史上最多5度目のアジア制覇を目指す森保ジャパン。目下、カタールで開催中のアジアカップに参戦中のチームは、辛くも決勝トーナメント進出を決めた。

 日本代表は、現地時間1月24日に行われたグループリーグ最終節のインドネシア代表戦で3-1と快勝。第2節のイラク戦での敗北(1-2)によって発生した嫌な空気をはねのけ、ひとまず安心といったところか。

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 無論、ここから先の戦いは負ければ終わりの一発勝負。争いはより熾烈を極める。優勝の「筆頭候補」とされ、大会前の下馬評も高かった日本は、ベスト16でFIFAランク86位と“格下”のバーレーン代表を対戦するが、油断は禁物。韓国、ヨルダン、インドネシアと同居したグループEを首位通過してきた彼らの地力は侮れない。

 トーナメントに対する緊張感が否応なしに高まる中、隣国では日本に対する警戒が強まっている。韓国メディア『My Daily』は「中東での大会で、日中韓はすっかり恥をかかされた」と銘打った記事を掲載。中東勢に手を焼いている感が否めない東アジア勢の苦戦ぶりを伝えたうえで、日本について「イラクに1-2で敗れた日本は、早々に大会から脱落する危機に陥った。彼らはベトナムに4-2、インドネシアを3-1で下したが、『アジアのレベルにない』と言われた名声は満たされなかった」と分析した。

 また、母国代表についても「常に遅れを取っていた」と酷評した同メディアは、9か国の中東勢が残っている決勝トーナメントについて、こう論じている。

「韓国と日本はともにグループで中東勢に首位の座を明け渡した。彼らの“地の利”を客観的な戦力差でカバーできると自信を深めていたが、現実は思った以上に冷酷だった。ライバル国の想像以上の競争力を見せつけられ、プライドも傷つけられた。偶然にも両国は16強で再び中東のチームと対戦する。グループで惨敗を経験した彼らがここで優勝候補の面目を果たせるかが注目される」

 全くの油断も許されない戦いのなかで、周囲からのプレッシャーも強まっている。今まさに森保ジャパンの真価が問われている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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