まさかの2位通過も“悠長”な指揮官に批判! 日韓戦を逃れた韓国代表を母国紙が糾弾「深刻さを全く理解していない」

2024年1月26日(金)13時0分 ココカラネクスト

マレーシアを相手に苦戦を強いられた韓国イレブン。明確さに欠けるクリンスマン監督の采配には国内メディアからは批判が相次いだ。(C)Getty Images

 現地時間1月25日、カタールで行われているアジアカップは、決勝トーナメントに進出する16チームが出揃った。ここから大会は一発勝負のトーナメントとなり、タイトルを巡る戦いはより熾烈を極めていく。

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 史上最多5度目の大会制覇を目指す日本代表は2位通過で勝ち上がり、ベスト16ではE組1位のバーレーン代表との対戦が決定。ワールドカップのアジア予選でも幾度となく苦戦を強いられてきた難敵だけに油断はできない。

 無論、ライバルたちの動向も注目される。とりわけ日本でも話題となっているのは、64年ぶりのアジア制覇を目論む韓国代表だ。

 首位通過となれば、ベスト16での日韓戦の可能性もあった「アジアの虎」。だが、現地時間1月25日にグループ最終戦ではマレーシア代表に苦戦。3-2とリードした後半アディショナルタイム15分(!?)に追いつかれ、3-3と痛み分け。結局、2位通過となった韓国の次なる相手はサウジアラビア代表に決まった。

 試合後の会見でユルゲン・クリンスマン監督は、苦笑いで「日本との対戦を避けたかったわけではない。1位で通過するのが目標だった」と説明。一方で「チームは押し込みに押し込み、多くのチャンスを作り出した。マレーシアが本当によく守っていた」と敵の奮闘を称えた。

 確かに韓国は、ポゼッション率81%、総シュート本数18本で相手を凌駕。大黒柱ソン・フンミンを軸に攻めに攻めた。しかし、局面でマレーシアイレブンが身体を張った守備を披露。時折、魅せるカウンターも鋭さがあった。

 とはいえ、明らかな格下であるマレーシアに苦戦を余儀なくされた状況は、アジア制覇に向けて芳しくはない。ゆえに国内では、どこか悠長な指揮官に厳しい意見が寄せられた。日刊紙『朝鮮日報』は、「韓国中がショッキングな結果となったが、クリンスマン監督はただ“虚勢を張る”だけだった。彼は状況の深刻さを全く理解していない様子だ」と糾弾。さらに「単に結果だけの問題ではない。プロセスが間違っているんだ」と指摘した。

「戦術は『イ・ガンインを頼む』『キム・ミンジェを守れ』という感じで、全くもって一貫性がなかった。批判されるのは当然だった」

「状況は深刻だ。韓国は今大会で64年ぶりの優勝を狙っている。クリンスマン監督も就任以来、ずっと『アジアカップ優勝』を叫んできた。しかし、そうした強い想いも現況を見るに空虚なものでしかない。最も大きな問題は、指揮官が事の深刻さを知らないように見えるという点だ」

 何とか決勝トーナメント進出は決めた。それでも、手厳しく批判される韓国イレブン。この逆境をはねのけて勝ち進めば、森保ジャパンとの対戦の可能性も浮上するが、果たして。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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