下部組織出身選手に苦戦?…レアル・マドリード、今季の失点に見られる奇妙な傾向

2024年1月30日(火)13時15分 サッカーキング

ラ・リーガで暫定2位につけているレアル・マドリード [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードが今シーズンのラ・リーガで喫した失点には奇妙な傾向があるようだ。29日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 2シーズンぶりのラ・リーガ制覇を目指すレアル・マドリードは、昨年夏にドルトムントから加入したイングランド代表MFジュード・ベリンガムの活躍もあり開幕直後から好調を維持。ここまで21試合を消化しての戦績は17勝3分1敗となっており、1試合消化の多い首位ジローナと「1」ポイント差の暫定2位につけている。

 そんなレアル・マドリードがここまで喫した失点数はリーグ最少の「14」。ベルギー代表GKティボー・クルトワやブラジル代表DFエデル・ミリトンとった主力を長期離脱で欠きながらもリーグ屈指の堅守を誇っている。しかし、その14失点には奇妙な傾向があるという。なんと全体の約43パーセントにあたる6失点は、レアル・マドリードのカスティージャ(下部組織)出身選手に決められたものなのだ。

 今シーズンのラ・リーガにおいて、レアル・マドリード相手にゴールを奪ったのは、セルヒオ・アリバス、ラージー・ラマザニ、エドガル・ゴンサレス(いずれもアルメリア)、ボルハ・マジョラル(ヘタフェ)、アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)、アルバロ・モラタ、アントワーヌ・グリーズマン(共にアトレティコ・マドリード)、イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)、ウーゴ・ドゥロ(バレンシア)、アイトール・ルイバル(ベティス)、ホセ・ルイス・モラレス(ビジャレアル)ハビ・ムニョス(ラス・パルマス)の12人。このうちアリバス、マジョラル、モラタ、ドゥロ、ムニョス、“ダービー”で2得点を奪ったモラタの5人は、過去にカスティージャでのプレー経験がある選手だ。

 なお、この傾向はラ・リーガだけに留まらず、モラタはコパ・デル・レイ(国王杯)とスーペルコパ・デ・エスパーニャでもレアル・マドリード相手に合計2ゴールをマーク。さらにモラタと同じくアトレティコ・マドリードに所属し、スーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝で先制点を奪ったマリオ・エルモソもかつては“白い巨人”の下部組織で経験を積んでいた選手だ。

 そもそもの失点数が少ないのだが、カスティージャ出身選手に苦戦しているのも事実。しかし裏を返せば、レアル・マドリードの下部組織で経験を積んだ選手たちが第一線で活躍し続けていると言うこともできるだろう。

サッカーキング

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