イランが恐れる日本への“奇妙な呪縛” 4強進出に向けて地元メディアが森保J警戒「イラク戦の敗北は偶然だ」【アジア杯】

2024年2月2日(金)17時0分 ココカラネクスト

イラン戦に挑む日本。この決戦に向け、海外メディアでも注目度が高まっている。(C)Getty Images

 アジア制覇を見据える国同士の死闘が予想される。

 現地時間2月3日に行われるカタールでのアジアカップのベスト8で、日本代表はイラン代表と激突する。両国が対戦するのはこれが通算10度目で、これまでは3勝4分け2敗で、やや前者が上回っている。

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 今大会は開幕前から「優勝候補」の筆頭として挙げられてきた日本。それだけにイラン国内でも強敵への警戒が強まっている。イランの通信局『IRNA』は「冷酷なサムライはイランに過酷なミッションを課す」と指摘。今大会最多となる11ゴールを記録している多彩なパターンを持つ森保ジャパンの攻撃陣への徹底した対応を母国代表に求めた。

 また、首都テヘランに拠点を構えるニュースサイト『Asriran』は「アジアカップで彼らほど優勝を味わった国はない。今大会はイラク戦での敗北を受け、多くの人々は日本にさほど強さはないと見ているが、あの敗北は偶然だ。彼らがいまだタイトルを手にする候補者であることに疑いの余地はない」と断言。そして、イランがアジアカップにおける日本戦でいまだ無得点という“不思議”な過去に触れつつ、こう期待を寄せている。

「我々はドーハでの重要な対決でイラン代表が奇妙な呪縛を打ち破り、東アジアの強敵を倒し、ベスト4に入る事を望んでいる。シリアに苦戦した選手たちは周囲に不安を募らせたが、日本戦へのモチベーションは間違いなく今まで異なるものになるはずだ」

 ラウンド16で行われたシリア戦では、試合中にエースのメフディ・タレミが2度の警告を受けて退場となるなど苦戦を強いられたイラン。来る日本戦では頼みの大砲を欠くため、今までよりも守備的な戦術を取る可能性もある。もっとも、大会でも指折りのタレントを擁するイランは難敵。「史上最強」と謳われる粒ぞろいの森保ジャパンも一切の油断は許されない。

 緊張感が否応なしに高まる一戦はいかなる結末を迎えるか。ドーハで迎えるハイレベルな攻防が予想される対戦の行方に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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