レアル、DFフラン・ガルシアの復帰が決定的に…ラージョ会長が公表「シーズン終了後にマドリーに行く」

2023年2月2日(木)17時17分 サッカーキング

DFフラン・ガルシアのレアル・マドリード復帰が決定的に! [写真]=Getty Images

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 ラージョ・バジェカーノの会長職に就くマルティン・プレサ氏が、同クラブに所属するDFフラン・ガルシアが来夏の移籍市場でレアル・マドリードに加入することを公表した。2月1日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 1998年8月14日生まれのフラン・ガルシアは現在23歳。レアル・マドリードの下部組織出身で、2018年12月にトップチームデビューを果たした。しかし、その後は出場機会に恵まれず、2020年にラージョ・バジェカーノに加入。すると、アンドニ・イラオラ監督からの寵愛を受けて、瞬く間にラ・リーガ屈指の左サイドバックに成長を遂げた。今シーズンは、ここまでのラ・リーガ19試合に全てスタメンで出場し、2アシストを記録している。

 直近の2シーズンで大きく躍進を遂げているラージョ・バジェカーノの左翼を支えるフラン・ガルシアに対しては、レアル・マドリードとレヴァークーゼンが関心を示していた。特に後者は、今冬の移籍市場でラージョ・バジェカーノが設定する契約解除金の1000万ユーロ(約14億円)を払う意思を示し、選手本人にも接触を図っていたが、フラン・ガルシアが古巣への復帰を望んだことで移籍は実現しなかったことが報じられている。

 そしてラージョ・バジェカーノのプレサ会長は、スペインメディア『El Partidazo de COPE』にて、「フラン・ガルシアは今シーズン終了後、マドリーに行く。そのことで合意したよ」と公表。続けて「マドリーがフラン・ガルシアに関心を持っていたのは明らかだった。レヴァークーゼン行きを阻止したぐらいだからね。彼が、チームに何かを与えることができる選手だと考えているのだろ」と同選手のパフォーマンスは、クラブ首脳陣を納得させるものだったと語った。

 またプレサ会長は、レアル・マドリードの振る舞いを絶賛。本職の左サイドバックのフェルランド・メンディが負傷したレアル・マドリードは、今冬に同選手を復帰させることも可能だった。それでも、シーズン途中での引き抜きを慎み、来夏の加入で合意に至ったことについては「マドリーの振る舞いは、とてもとても高貴なクラブのそれだ。ラージョへの敬意から、そして我々にダメージを与えないように、紳士的に振る舞ってくれた」と口にしつつ、「彼らがこの作戦でどのような行動をとったのか、認識しなければならないし、認識するべきだと思う。この市場でライバルを弱体化させないように計らってくれた。おそらく、スポーツ面で言えば冬での獲得が最善だっただろうに。彼らに感謝しなければならない」と胸中を明かしている。

 なおレアル・マドリードは、フラン・ガルシアに対する優先交渉権や、復帰する場合は500万ユーロ(約8億円)で取り引きが可能なオプショを保持している。

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