SB異次元補強に早くも暗雲 ささやかれる「新たな難題」とは

2023年2月3日(金)11時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 オフに超大型補強を行ったソフトバンクが波乱の船出となっている。

 キャンプイン2日目となった2日に3選手が離脱。先発転向を目指す森唯斗投手(30)が右内転筋痛を訴え、キャッチボールを途中で中止すると、新外国人で先発ローテーションの一角を務めることが期待されているジョー・ガンケル投手は(31)は近親者の逝去にともない、この日米国に一時帰国。再び宮崎入りするのは7日となった。

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 森と同じく今季から先発転向予定の藤井皓哉投手(26)も新型コロナウイルス陽性者との濃厚接触者判定を受けた。1日のキャンプイン時「けがだけはないように」と指揮官の号令で始まった、V奪回への道だったが、思わぬアクシデントに見舞われた。

 今オフ、チームは他球団もうらやむ超大型補強を敢行した。投手ではガンケル含め、ロッテからロベルト・オスナ投手(27)、メジャーをFAとなっていた有原航平投手(30)、野手では日本ハムをFAとなった近藤健介外野手(29)など。フロントから3季ぶりの日本一を厳命されている藤本博史監督(59)は「正直いってプレッシャーです」と率直に明かしていた。

 故障者の離脱も心配材料だが、チームではメジャーへ行ったエース・千賀滉大投手(30)の抜けた穴を誰が埋めるのかも注目されている。

 この点について藤本監督は「千賀が10としたら、ほかの投手は7・5や8」と表現し、「現状エースは誰といっても名前が出てこない」と抜群の安定感を誇ったポスト千賀のポジションを託せる投手はまだ見当たらないとした。

 その中にはメジャー帰りの有原も含まれる。3季ぶりに日本球界に復帰した有原は2日、宮崎キャンプでブルペン入り。カーブを交えて30球を投げ、「まっすぐで相手を抑えられるぞ、というのを見せたい」と気合を見せた。

 日本ハム時代に60勝を記録した右腕もメジャー2年間では故障などもあり、満足のいく成績を残せなかった。再挑戦のシーズンともなる今季。まずは期待される「ポスト千賀」の働きができるかが一つの指標となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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