森保ジャパンに追い風か エース欠場のイランは「まったく異なる戦いを挑んでくるだろう」 英BBCがアジアカップ準々決勝を展望

2024年2月3日(土)6時0分 ココカラネクスト

バーレーン戦では久保にもゴールが生まれた。攻撃陣は好調だ(C)Getty Images

 カタールアジアカップで勝ち進んでいる日本代表は、いよいよベスト8の戦いに臨む。現地時間2月2日に行われるイラン代表との一戦は、優勝候補同士の激突であり、FIFAランキング上位2チームによる組み合わせとなり、「事実上のファイナル」との声も根強い。

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 日本はここまでの4試合、グループステージでイランに1-2と不覚をとったものの、その他の3試合はいずれも3点以上を挙げるなど、攻撃陣の活躍がチームを支えている。上田綺世はここまで得点ランク2位タイの4ゴールを挙げており、左足首の負傷で調整を続けていた三笘薫もバーレーン戦で復帰と、好材料が揃っている。

 一方、グループステージ3戦全勝で勝ち上がったイランは、ノックアウトステージ初戦のシリア戦ではPK戦までもつれての辛勝。また、この試合でメフディ・タレミが退場しており、日本戦は欠場となる。ここまで3ゴールを記録しているエースFW不在で大一番を戦わなければならない。

 対照的ともいえるチーム状況の中での対戦となるも、大会優勝回数で日本4度、イランが3度と、まさにアジアをリードする “2強”による一戦であることに変わりはない。また、ベスト8屈指の好カードとして、海外メディアからの注目度も高まっており、英ニュースサイト『BBC』がこの一戦を展望している。

 現地時間2月1日、同メディアがアジアカップベスト8で行われるカードの見どころを紹介しており、日本対イラン戦について、「今大会最大の注目」と称しており、「7つのタイトルを持つアジア最高峰の2か国が対戦」と綴っている。

 その中では日本の戦いを振り返り、「ベトナム戦後、サムライブルーは脆弱に見え、その後当然のようにイラクに敗れた」と印象を記すも、「ブライトンのウィンガー、カオル・ミトマが怪我から復帰し、日本を救った」と背番号7の活躍を強調。さらに「ミトマの存在はチームメイトを著しく高揚させ、攻撃の推進力を高めた」と説いている。

 また、イランには「これまでとはまったく異なる戦いを挑んでくるだろう」と予想。その理由として「最大の問題は、ポルト所属で、ゴールを量産するスターストライカー、メフディ・タレミが退場処分を受け出場停止となっていることだ」と指摘。さらに、現在の代表チームやここまでの大会の戦いぶりへの評価が、イラン国内で高くは無いとして、「日本に勝てば称賛の声が上がるだろう」と見通している。

 欧州からも熱視線が送られるこの戦い。アジアの覇権を争う強豪国同士の一戦は、果たしてどんな結末となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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