メッツの大谷翔平獲得は「頓挫するかも」と米記者が予測「ぜいたく税が上昇する可能性がある」

2023年2月4日(土)16時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平(28)は、2023年オフにフリーエージェント(FA)となる予定だ。初の「5億ドル」プレーヤーになることも確実視される中、エンゼルスに残留するのか、他球団に移籍するのかで早くも注目を集めている。

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 複数の球団が大谷に関心を示す中、あの“超金満球団”も獲得に興味を示しているようだ。その球団とは、ニューヨーク・メッツ。大富豪として知られるスティーブ・コーエン氏がオーナーのメッツは、2022年の総年俸トップの2億9980万ドルを支払うなど積極的な補強を行い、昨オフには5年総額7500万ドルでソフトバンクから千賀滉大を獲得した。また、契約が破談にはなったものの、ツインズからFAとなっていたカルロス・コレアとも12年総額3億1500万ドルで一時は合意していた。

 そんなメッツが大谷にも破格の条件を提示することが予想されるが、地元『New York Post』紙のジョン・ヘイマン記者は、金満球団が故の“ある要素”が獲得の可能性を低くしていることを伝えている。

 ヘイマン氏は「メッツの大谷獲得は、増税の脅威によって頓挫するかもしれない」のタイトルで記事を投稿し、「ぜいたく税が契約期間中にさらに上昇する可能性がある。他球団の一部オーナーは、コーエンと持たざる者の間のますます明白な資金力の差に動揺し、彼を抑制するための新しい措置が試みられるかもしれない、という話が流れてきている」と伝えた。

 ぜいたく税とは2002年8月30日に球団と選手会の労使間で締結されたもので、球団側が選手に支払う総年俸が基準額を超えた場合、超過分に課徴金を課す制度だ。2022年のぜいたく税を最も多く支払っているのがメッツだが、ヘイマン氏はその税率がさらに上昇するのでないかと伝えた。記事には「税率がそれほど高くないパドレスが、オオタニに高値をつけるかもしれない」と、ぜいたく税をあまり支払っていないパドレスの獲得を予想している。

 どんな結末を迎えるか現時点では分からないが、今後も二刀流スターの動向に大きな注目が集まることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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