森保ジャパンにあった「物足りなさ」 韓国メディアが8強で散った日本の力不足を指摘「執着に欠けていた」【アジア杯】
2024年2月4日（日）17時0分 ココカラネクスト
試合後に円陣を作り、選手たちに檄を飛ばした森保監督。(C)Getty Images
隣国からも力不足が指摘された。
2月3日にカタールで開催されたアジアカップの準々決勝で、日本代表はイラン代表と対戦。28分に守田英正のゴールで先制したものの、55分に同点弾を献上。後半アディショナルタイムに板倉滉が与えたPKを決められ、無念の逆転負けを喫した。
【動画】痛恨だった後半ATのPK献上 板倉が与えた絶好機を決めたイランの決勝弾
大会前の下馬評は「優勝候補の筆頭」「史上最強」と圧倒的だった。ゆえに後半に入ってからガクッと崩れ、攻勢を強めるイランに気圧された日本のパフォーマンスには、失望にも似た声が上がっている。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』は「『歴代最強』と呼ばれた日本と、『4強進出』の韓国の違った点」と銘打った記事を発信。「日本は韓国と違い、勝利への飽くなき執着が欠けていた」とメンタル面での弱さを指摘し、こう論じている。
「日本とは違い、韓国はベスト16と準々決勝でサウジアラビアとオーストラリアをPK戦と延長戦の末に制した。試合終盤までピッチを駆け回り、相手にプレッシャーをかけ、懸命にプレーする選手たちの姿が目立った。ヤン・ヒョンジュンやチョ・ギュソンなどの交代カードも的中し、勝利に向けた明確な目標意識が試合結果に表れた。この点を考慮すると、日本の物足りなさは否めない」
また、韓国の日刊紙『ハンギョレ』は「ガタガタと音を立てていた日本は結局、早々に負けた」と、不安定さが目立った今大会のサムライブルーを総括。チームとしてのまとまりに欠いたパフォーマンスをふまえて「日本の敵は内部にあったのかもしれない」とした。
ワールドカップ制覇という究極の目標に向け、早くも壁に衝突した日本は、逆風が吹く状況からいかに抜け出すのか。来る3月26日に平壌の金日成競技場で行われる北朝鮮との2026年ワールドカップアジア2次予選から緊張感のある戦いが続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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