AsLMS最終戦マレーシア:ジャッキー・チェンDCレーシングが勝利。シーズン全勝でチャンピオン獲得

2018年2月5日(月)15時33分 AUTOSPORT web

 2月4日、2017/18シーズンのAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの第4戦がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、LMP2クラスのジャッキー・チェンDCレーシング×Jotaスポーツ8号車オレカ05・ニッサン(ステファン・リケルミ/トーマス・ローラン/ハリソン・ニューウェイ)が総合優勝を飾った。


 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズや、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップと並ぶスポーツカーシリーズのアジア版にあたるAsLMS。2017/18シーズンは、10月〜2018年2月の5カ月間でズーハイ(中国)、富士(日本)、ブリーラム(タイ)、セパン(マレーシア)と転戦していく。


 最終戦となるマレーシアラウンドには、トップカテゴリーのLMP2クラスに6台、LMP3クラスに5台、FIA-GT3マシンで争われるGTクラスに3台、ポルシェのカップカーで争われるGTカップクラスに1台の、計15台が参戦した。


 現地時間13時にスタートした4時間の決勝レースがスタート。3番手スタートの8号車ジャッキー・チェンDCレーシングが抜群のスタートダッシュを決め、2台を交わしトップに浮上した。4番手スタートの7号車ジャッキー・チェンDCレーシング×Jotaスポーツ(ジャズマン・ジャファー/ウエイロン・タン/アフィック・ヤジド)も2番手にジャンプアップを果たす。

シリーズを通して安定した強さを見せたジャッキー・チェンDCレーシング


 レース開始から20分がすぎ、バックストレートで7号車が僚友8号車をパスしトップに浮上するが、その直後にLMP2のマシンがトラブルでコース上にストップしたため、セーフティカーが導入された。


 レース開始から1時間半がすぎると、ピットタイミングの違いを利用し33号車のユーラシア・モータースポーツ(ナビル・ジェフリ/マルコ・アスマー/ジェイク・パーソンズ)がトップに躍り出る。


 33号車ユーラシア・モータースポーツがレースをリードするなか、残り1時間10分となったころで、90号車FIST-チームAAIのフェラーリ488がストップ。このレース2度目のセーフティカーが導入されることとなった。


 セーフティカーが退いた直後、今度はティアンシ・レーシング・チームの66号車アウディR8(ミシェル・ギルバート/ウエイオン・チェン/マッシミラーノ・ウイサー)がホームストレート上でストップ。立て続けにセーフティカーが導入される展開となった。


 車両が回収されレースが再開すると、トップ33号車ユーラシア・モータースポーツと、2台のジャッキー・チェンDCレーシングによるトップ争いが激化する。


 レース残り46分、トップ走行中の33号車ユーラシア・モータースポーツがヘアピンで痛恨のスピン。すぐ後ろにつけていたジャッキー・チェンDCレーシングの2台とBBTの37号車リジェJS P2(アンソニー・シュ・リウ/ダビデ・リッツォ/ピポ・デラーニ)に交わされ4番手に後退してしまう。


 1-2体制を構築したジャッキー・チェンDCレーシングだったが、フィニッシュまで残り15分となったとき、2番手を走行していた7号車が緊急ピットイン。マシン修復を試みるもレース復帰はならなかった。


 これにより、8号車ジャッキー・チェンDCレーシングがトップ、37号車BBTが2番手、33号車ユーラシア・モータースポーツが3番手につけ、そのままチェッカーを迎えた。

GTクラスを制したFIST-チームAAI BMW M6


 LMP3クラスはジャッキー・チェンDCレーシング×Jotaスポーツの6号車(ガイ・コスモ/パトリック・バイミー/ガブリエル・アウブリー)が勝利。GTクラスは唯一ノートラブルで走りきった91号車FIST-チームAAI BMW M6(ジュンサン・チェン/ジェシー・クローン/マークス・パルッタラ)が制した。


 なお、シリーズチャンピオンを獲得したジャッキー・チェンDCレーシング、そしてGTクラスのFIST-チームAAIは、6月17〜18日に開催されるル・マン24時間レースへの参戦権を得ている。


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