WRC:第2戦にシトロエンから参戦のオストベルグ、ノルウェー国内戦を全SS最速で制覇

2018年2月7日(水)17時15分 AUTOSPORT web

 2018年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンにシトロエンからスポット参戦するマッズ・オストベルグが、スウェーデン戦の予習を兼ねて2月3日に行われたノルウェー国内ラリーに参戦。全SSを制して総合優勝を飾った。


 オストベルグは2015年までシトロエンに在籍。チームが活動を休止した2016年はMスポーツへ移籍し、2017年はプライベーターへ移るなど、チームを渡り歩きながらWRCに参戦を続けてきたドライバーだ。


 そのオストベルグは2月15〜18日のラリー・スウェーデンでひさしぶりに古巣シトロエンへ合流。レギュラードライバーのクリス・ミークやクレイグ・ブリーンとともにシトロエンC3 WRCをドライブする。


 オストベルグによれば、フルスノーイベントのラリー・スウェーデン前にシトロエンと雪上テストが行えるのは1日だけだといい、テストや本戦前にフィーリングを取り戻すべく、ノルウェー国内戦のラリー・フィンスコーゲンへの参戦を決断したという。


 また、このラリー・フィンスコーゲンの一部ステージはラリー・スウェーデンに組み込まれるエリアで行われるため、この点での予習も兼ねての参戦となった。


 イベント参戦車はR5規定車両が大半を占めるなか、オストベルグは格上のフォード・フィエスタWRCで参戦したこともあり、SS1からトップにつけると全8ステージで最速タイムをマーク。総合優勝を飾った。


 走行を終えたオストベルグは、自身のFacebookで「今日のパフォーマンスには満足している。ラリー・スウェーデンに向けて走り込み、“テスト”を積み重ねていきたい」とコメント。


 また2月6日には、シトロエンのレーシングスーツに身を包み、テスト走行に臨む姿も投稿している。



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