スズキのリンス「新型フェアリングにトライ」し好調維持/MotoGPセパンテスト2日目コメント

2019年2月8日(金)14時0分 AUTOSPORT web

 2月7日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたMotoGPクラスのオフィシャルテストは、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が制し、2番手にはアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が続いた。2日目も好調さを維持したリンスはコメントのなかで、この日新たなフェアリングを試したことを明らかにしている。


■マーベリック・ビニャーレス/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(2日目1番手:1分58秒897)


2日目でトップタイムをマークしたビニャーレス

「今日はレースペースの改善に懸命に取り組んだ。常にレースを想定したスペックで走行を行い、フィーリングはよかった」


「昼前後のグリップに厳しい、暑い時間帯でレースシミュレーションを行い、ペースもよかったので、今日の仕事に満足しているよ。マシンは改善されている。明日も引き続きトライする必要があるね」


■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(2日目2番手:1分59秒424)


新型フェアリングを試したと言うリンス。フロントカウル側のフェアリング形状が横にやや大きくなっている模様

「今日もとてもポジティブな日だった。新型フェアリング、いくつかの新しい電子制御にトライし、それらはすべてよかった。ライディングのリズムとレースペースは、ユーズドタイヤでもとてもよかった。多くのことを確認できた。まだ改善点は少しあるけれど、大きなものではないよ。全体的にすべてがうまく進んでいるし、ラップタイムにも満足している」


■アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ミッション・ウィノウ・ドゥカティ(2日目4番手:1分59秒562)


「今日も非常にポジティブな一日となった。仕事の進み方にとても満足しているよ。たくさんの興味深いデータを収集することができた」


「今日は、以前に少し苦労していた分野の改善に力を入れたんだ。ひとりで走るだけではなく、ダニロ(・ペトルッチ)と一緒にレースを想定したロングランを行い、タイヤの状態を確認し、レースのシミュレーションができた。明日も開発作業は止まることなく、パフォーマンスを向上させる方法を模索していくよ」


■バレンティーノ・ロッシ/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(2日目6番手:1分59秒625)


「改善すべき点がいくつかあったけれど、今日もそれほど悪くはなかったよ。パフォーマンスを改善するものを見つけたし、いい仕事ができたと思う。最終的にペースもよかったので、ポジティブな2日目になったよ。明日もテスト項目が残っている。仕事を続け、3日目の終わりにどうなっているか見てみよう」


■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(2日目8番手:1分59秒790)


マルケスはフィジカル面に苦しんだ様子。写真のホンダRC213Vはテールマフラーの形状が変わっているようだ

「今日も昨日と同じような仕事に取リ組み、重要ないくつかの新しい発見にトライした。走り始めはよかったのだけど、左肩の状態が少し悪くなり、思ったように正確にライディングできなかった」


「通常なら僕は深いブレーキングをするライダーだけど、今の時点ではそれができず、早めに、よりスムーズにブレーキングしなければならないんだ。マシンに関してはコーナー出口に重点を置いたけれど、セパンではグリップが時に大きく変わることがある」


■ダニロ・ペトルッチ/ミッション・ウィノウ・ドゥカティ(2日目9番手:1分59秒845)


「今日は多くの周回を重ね、最も暑い時間帯に2回、連続してロングランに取り組んだので、フィジカル面では非常に厳しい一日になった。技術的にもフィジカル面でもポジティブなフィードバックを集めることができ、チームはすばらしい仕事をしたよ」


「ラップタイムを改善することはできなかったけれど、現時点で順位が優先されるわけではないからね。昨日と比較して、気温の高い状況でより戦闘力があるので、明日に向けて自信を持っているよ」


■中上貴晶/LCRホンダ・イデミツ(2日目10番手:1分59秒966)


中上の2日目は10番手。1分59秒台というねらったタイムを記録し、納得のいくテストになったようだ

「2日目が終わり、10番手でフィニッシュできました。トップ10以内にいることはいいことです。取り組んでいるプログラムと、計画されたスケジュールに集中することが重要です。マシンのセットアップを改善することに取り組んでいます。初日はブレーキングの安定性に少し苦労しましたが、今日はブレーキングの改善といいフィーリングを発見することができました」


「その一方で、リヤのエッジグリップが少し足りないですね。明日はマシンのバランスがよくなるかどうかを確かめなければならないし、レースシミュレーションにも取り組むつもりです。今日は、最後に1分59秒台を記録することができました。これは今日の目標だったタイムです。もちろん、明日も仕事を続けていきます」


■ジョアン・ミル/チーム・スズキ・エクスター(2日目21番手:2分00秒876)


「今日は多くのことにトライしたのでとても疲れた。いいポイントと、そうではないポイントを発見しようとトライし、その仕事に満足しているよ。明日もこの仕事を続け、タイムアタックしてどうなのかを見てみたい。今日試した新型フェアリングはよかったけれど、すべてを分析する必要がある」


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