ドローの上田桃子・フェードの稲見萌寧、フォローの抜き方に明らかな違いがあった!

2024年2月15日(木)7時30分 ALBA Net

ドローヒッターの上田桃子と、フェードヒッターの稲見萌寧

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女子プロのスイングには、効率のいい飛ばしや安定感などなど、アマチュアの参考になる点がたくさんある。それはどのプロにも共通している点だが、違うのはフォローの抜き方。女子プロたちのプレーを間近で見ている大西翔太コーチに聞いた。




体の回転とクラブの同調など、トップ女子プロのスイングに共通点は多いですが、持ち球がドローの選手とフェードの選手では明確な違いがあります。それはスイング軌道。ダウンでヘッドがインから下りてアウトに振り抜くドローヒッターに対して、フェードヒッターはややアウトからヘッドを下ろし、インサイドに抜いていきます。

メカニズムだけを聞くと複雑ですが、アマチュアの皆さんもフォローの抜き方を真似するだけで球筋は変えられます。ドローが持ち球の上田桃子プロとフェードが持ち球の稲見萌寧プロのスイングを見ると、フォローの手元の高さが明らかに違うことが分かるはずです。ドローを打ちたければ手元を高く、フェードなら低く抜いていく。ドローなら右ワキの締め、フェードなら左ワキの締めを意識することが大事になってきます。



ドローボールを目指すならスプリットハンドで右ワキをギュッと締めるドリルがおすすめです。ドローはインから下ろすのが絶対条件。あえて右ワキが開きやすいスプリットハンドで振って、しっかり右ワキを締める感覚を磨きましょう。



フェード打ちには左ワキにモノを挟んで、フォローでも落とさないドリルがおすすめです。左ワキが締まることで、ヘッドをインに振り出しながら、手元が低い位置に抜けてくれる。ややアウトから振り下ろすと左ワキが開きにくいですよ。



■上田桃子
うえだ・ももこ/1986年生まれ、熊本県出身。国内女子ツアー通算16勝、米女子ツアー1勝。10年以上に渡ってシードを維持するベテラン選手。完成されたドローボールを武器に第一線で活躍を続けている。ZOZO所属

■稲見萌寧
いなみ・もね/1999年生まれ、東京都出身。国内女子ツアー通算13勝。昨季は不調に苦しんでいたが、11月の日米共催大会「TOTOジャパンクラシック」を制して米ツアー初優勝を達成。Rakuten所属

■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務めてツアーを転戦。スイング理論に精通し、ジュニアゴルファーの指導も行うなど、多方面で活躍している

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