ケガ人続出も…コンテ、ミラン戦で奮闘の若手MFコンビに賛辞「100％頼りにしていいと…」

　トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督は、敵地で敗れたミランとのチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント・ファーストレグを振り返ってコメントした。14日、UEFA（欧州サッカー連盟）が公式サイトで伝えている。

　CLグループステージは混戦を首位で突破したものの、リーグ戦では安定しない戦いぶりに加えて多数の負傷者にも見舞われているトッテナム。この日は負傷のロドリゴ・ベンタンクールやイヴ・ビスマ、ウーゴ・ロリスらに加え、出場停止のピエール・エミール・ホイビュルクも欠いて敵地ミラン戦に臨むと、立ち上がりに先制を許す苦しい展開となる。その後はボールを持つ時間こそ増えたものの、ハリー・ケインやソン・フンミンを生かす展開は作れず、打開策の見つからないまま0−1で第1戦を落とす結果となった。

　1−4と大敗した11日のレスター戦に続き、公式戦連敗となったトッテナム。それでもコンテ監督は、苦しい台所事情の中で改善された部分を評価し、さらにボランチ3人の欠場によりコンビを組んだ22歳のオリヴァー・スキップと20歳のパペ・サールには賛辞を贈った。

「今日の方が良くなっていたし、インテンシティも高くなっていた。我々は良いチームと対戦したと感じたし、ミランが昨季イタリアでリーグを制したことを忘れてはいけない。先制点を許したシーンはもっと上手くやれたと思うがね」

「その後、試合の主導権を握ってゴールのチャンスを作ろうとしたが、ミランのディフェンダーは非常によくやったと思う。我々もチャンスを作ったが、結果的には我々は敗北について話すことになってしまった」

「（サール、スキップの）両選手については本当に満足しているよ。彼らは本当に良い試合をしたし、我々が彼らに対して抱いている信頼に応えてくれた」

「今の我々にはたった3人のミッドフィールダーしかおらず、彼らとともにおそらくシーズンの最後まで戦わなければならないことを忘れてほしくない。サールとスキップのパフォーマンスには安心させられたよ。彼らのことを100％頼りにしていいと分かったし、キープレーヤーであるピエール・エミール・ホイビュルクもいるからね」

「突破するには2試合を戦わなければならない。これはアウェイでの第1戦で、雰囲気は凄まじいものだった。私はサン・シーロのことも、この雰囲気の中でプレーする難しさも分かっている。第2戦は自分たちのスタジアムでプレーし、我々のファンが雰囲気を作って、ミランという壁を乗り越える力になってくれるだろうね」

　トッテナムは19日の次戦・ウェストハム戦をはじめ、公式戦4試合を戦った後、3月8日にホームでミランとのセカンドレグを迎える。