ジャガー、パフォーマンスSUVの『F-PACE』に”JAPAN”の名も冠した2種類の特別仕様車を設定

2022年2月16日(水)14時38分 AUTOSPORT web

 デビューイヤーには『ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2017』を受賞するなど、国内外で高い評価を得てきたジャガー初のパフォーマンスSUV『F-PACE』に、SVビスポーク・チームと連携して設定したエクステリアカラーを採用し、安全性や走行性能を高める多彩なオプションを特別装備した2種類の特別仕様車『F-PACE SVR JAPAN SV EDITION(SVRジャパンSVエディション)』と『F-PACE R-DYNAMIC SV COLOUR EDITION(RダイナミックSVカラーエディション)』が登場。それぞれ台数限定導入となり、2月15日より受注が開始されている。


 2021年に登場以来最大の変更を受け、エクステリアとインテリアのデザイン刷新に加え、最新のパワートレインを追加する進化を遂げた『F-PACE』は、ひと目でジャガーとわかる洗練されたデザインを踏襲しながら、さらにパワーバルジを大型化させたボンネットやフロントグリルメッシュバンパーを採用することでより存在感を強調。


 前後のLEDライトも刷新し、フロントでは“ダブルJ”グラフィックの10mmスリム化したプレミアムLEDヘッドライトに加え、リヤにはブランド初の電気自動車『I-PACE』から採用した、サーキットのシケインをイメージしたグラフィックのLEDテールライトを装備するなど、よりダイナミックで力強い印象に仕上げられた。


 その最新『F-PACE』をベースに、高性能部門“SV”ブランドを冠した特別モデルが今回の限定車となり、パフォーマンス、ラグジュアリー、走破能力を高めることに特化した、ジャガー・ランドローバー スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が架装を手掛けている。


 そのSVOが仕立てたハイパフォーマンスグレード“SVR”をベースにした『F-PACE SVRジャパンSVエディション』は、最高出力550PS/最大トルク700Nmを発揮する5.0リッターV型8気筒スーパーチャージド・ガソリンを搭載。長年ジャガー・ランドローバーが改良を続けるこのハイチューン・ユニットは、先の改良で最大トルクを700Nm(+20Nm)、0-100km/h加速を4.0秒(−0.3秒)、最高速度を286km/h(+3km/h)に進化させ、強化型トルクコンバーターや新たな制御システムとなるEVA(エレクトロニック・ビークル・アーキテクチャー)2.0を採用し、トランスミッションとダイナミクスシステムを最適化した。


 さらにシャシーブッシュの改良、アダプティブダンピングのチューニングを変更することで、低速域での乗り心地を改善しつつ、専用チューニングを施し、より高度なブレーキ性能を実現したインテグレーテッド・パワーブースター・ブレーキシステムを作用するなど、大幅な機能強化が図られている。

ヘッドアップディスプレイやプレミアムキャビンライティング、MERIDIANサラウンドサウンドシステムなどを装備
専用トレッドプレートに限定20台中の1台であることを表す『ONE OF 20』のディスクリプションが配される
最高出力250PS/最大トルク365Nmを発揮する、2.0リッター直列4気筒INGENIUMガソリンを搭載した『F-PACE R-DYNAMIC SV COLOUR EDITION』


■SVカラーエディションも特別カラーやオプション採用で特別な1台に


 そのSVRに対し、エクステリアカラーはSVビスポーク・チームと連携して設定した、アボカド(メタリック)、チョークブルー(ソリッド)、フォレストグリーン(メタリック)、SVグレイ(ソリッド)の4色を日本に初導入。インテリアではエボニーとライトオイスターのツートンカラーと、エボニーで統一する2パターンを用意し、ウィンザーレザーパフォーマンスシートを組み合わせるなど最上級の空間に仕上げられた。


 さらに、専用トレッドプレートに限定20台中の1台であることを表す『ONE OF 20』のディスクリプションを配すなど、特別な1台であること示す演出も加えられる。


 一方、最高出力250PS/最大トルク365Nmを発揮する、2.0リッター直列4気筒INGENIUM(インジニウム)ガソリンを搭載した『F-PACE RダイナミックSVカラーエディション』は、最先端の塗装技術を用いたSVプレミアムパレットをエクステリアカラーに採用し、ブリティッシュレーシンググリーン(グロスフィニッシュ)とアイシーホワイト(グロスフィニッシュ)の2色を設定。ピクセルLEDヘッドライトやブラックエクステリアパック、ダイナミックハンドリングパックなどの多彩なオプションを採用するなど、こちらも特別な1台となっている。


 両モデルともに、2022年モデルとしてブラインドスポットアシスト、クリア・イグジットモニター、アダプティブ・クルーズコントロールなどの多彩なドライバー支援システムを標準装備とし、車両停止後、ブレーキペダルを踏み続けることなく停止状態を保持するオートホールド機能も搭載。ワイヤレスデバイスチャージングや第2世代アクティビティキー、ロードノイズを低減させ快適なドライビング環境を提供するアクティブ・ロードノイズ・キャンセレーションなど、安全性や利便性を高める機能も充実している。


 4色各5台で限定20台の導入となる『F-PACE SVRジャパンSVエディション』は1646万円、ブリティッシュレーシンググリーンが15台、アイシーホワイトが10台の計25台限定となる『F-PACE RダイナミックSVカラーエディション』は、前者が1042万円、後者が1080万円(いずれも消費税込み)となっている。

最先端の塗装技術を用いたSVプレミアムパレットをエクステリアカラーに採用し、ブリティッシュレーシンググリーン(グロスフィニッシュ)とアイシーホワイト(グロスフィニッシュ)の2色を設定
シエナタンパーフォレイテッドグレインレザースポーツシートやダイナミックハンドリングパックなどを装備
ヒーター&ベンチレーション、メモリ、2ウェイマニュアルヘッドレスト付の16ウェイ電動フロントシートや、ハンズフリーパワールーフブラインドも備えた


ジャガーウェブサイト:http://www.jaguar.co.jp
ジャガーコール(フリーダイヤル):0120-050-689

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