冬の移籍市場が閉幕して約2週間…早くも新天地で躍動する選手たち

2019年2月16日(土)18時39分 サッカーキング

早くも新天地で躍動する選手たち [写真]=Getty Images

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 欧州主要リーグの冬の移籍市場がクローズしてから約2週間。シーズン途中でクラブを変えることは決して簡単ではないが、早くも新天地で躍動する選手たちが存在する。今回はその中から5人のストライカーを紹介する。

写真=Getty Images

■クリシュトフ・ピョンテク(ポーランド代表FW)



移籍先:ジェノア→ミラン

今季最大の掘り出し物として世界中の注目を集めた男の勢いが止まらない。冬の移籍市場でジェノアからミランへのステップアップを果たすと、先発デビューした1月29日のコパ・イタリア準々決勝・ナポリ戦で2得点と大活躍。さらに2月3日のローマ戦と10日のカリアリ戦でも1ゴールずつを挙げて、早くも“新エース”の座を確立した。本人はあまり気に入っていないようだが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は不死身のサイボーグ警官“ロボコップ”に例えてそのパフォーマンスを絶賛している。セリエA1年目での得点王獲得も夢ではなく、“イタリアンドリーム”の行方を誰もが見守っている。

■アントニオ・サナブリア(パラグアイ代表FW)



移籍先:ベティス→ジェノア

今冬、ピョンテクを引き抜かれたジェノアが後釜としてベティスから獲得。2020年6月末までのレンタル契約で、セリエAでのプレーはローマに在籍した2015年以来のことになる。すると、デビュー戦となった1月28日のエンポリ戦で、途中出場から5分後に初ゴールをマーク。続くサッスオーロ戦でも貴重な同点ゴールを挙げてチームを救ってみせた。ピョンテクほどのインパクトを残すのは容易ではないが、チームメイトの一人は「全く見劣りしていない」とサナブリアの能力に太鼓判を押している。実際、10代の頃にはバルセロナの下部組織に所属するなど、その実力は折り紙つき。まだ22歳と若く、今後の大化けに期待が集まる。

■ルイス・ムリエル(コロンビア代表FW)



移籍先:セビージャ→フィオレンティーナ

コロンビアが生んだ快足FWはクラブ史上最高額で加入したセビージャで輝きを放てず、今冬に半年間のレンタルでフィオレンティーナにやってきた。すると、1月20日のサンプドリア戦で古巣相手に2ゴールをマーク。約1年半ぶりのセリエA復帰戦で最高の結果を残した。さらに、翌節のキエーヴォ戦とコッパ・イタリアのローマ戦でも立て続けにゴールネットを揺らして、チームの連勝に貢献。一部で囁かれていた“オーバーウェイト疑惑”を一蹴し、早くもチームに不可欠な選手となっている。契約には1400万ユーロ(約17億円)での買い取りオプションが付属しており、本人はイタリアに残ってプレーすることを希望しているようだ。

■マリオ・バロテッリ(イタリア代表FW)



移籍先:ニース→マルセイユ

イタリア屈指の“悪童”として知られるバロテッリも、新天地でのデビュー戦でゴールを奪った選手の一人。今冬に念願のマルセイユ移籍を実現すると、1月25日に行われたリール戦で途中から出場し初得点を挙げてみせた。8日のディジョン戦でも、同点ゴールを奪ってチームの逆転勝利に貢献。ニースでは練習を無断で欠席したり、パトリック・ヴィエラ監督の起用法に対して不満を露わにしたりと数々の問題行動でメディアを賑わせてきたが、さすがの活躍を見せて、苦しいシーズンを送るチームの救世主となっている。

■マルティン・ブライトバイテ(デンマーク代表FW)



移籍先:ミドルスブラ→レガネス

今冬の移籍市場で、ミドルスブラ(イングランド2部)からレガネスにレンタルで加入したデンマーク代表FW。スペイン国内ではほとんど無名に近かったが、たった2つのゴールで自らの運命を変えてみせた。1月16日のコパ・デル・レイ(国王杯)ラウンド16セカンドレグでレアル・マドリード相手に決勝点を叩きだすと、4日後に行われたバルセロナ戦でも1得点をマーク。わずか1週間で二強からゴールを奪うという偉業を成し遂げた。3年連続での1部残留を目指すレガネスだが、本人は「過去最高の順位を狙いたい」とさらに上を見据えている。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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