前回覇者川崎が清水を圧倒!5得点の大勝でルヴァン杯白星発進

2020年2月16日(日)16時6分 サッカーキング

ルヴァンカップ初戦で川崎フロンターレと清水エスパルスが対戦した [写真]=金田慎平

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 16日、YBCルヴァンカップがいよいよ開幕を迎えた。グループA第1節では川崎フロンターレと清水エスパルスが等々力陸上競技場で激突した。

 前半は両チームが積極的にプレスをかけあう展開。ディフェンディングチャンピオンとして大会初戦を迎えた川崎は3分、清水のビルドアップのミスを奪うとレアンドロ・ダミアンからパスを受けた山根視来が右サイドを突破。クロスのこぼれ球を長谷川竜也が狙うも、惜しくも得点には至らない。その後もコーナーキックからジェジエウがシュートを放つなどボールを支配する時間帯が続いたが、清水ディフェンス陣が粘り強い守備でしのぐ。

 しかし10分、左サイドでの連携から登里が深い位置を取ると中央で待つレアンドロ・ダミアンへパス。ダミアンは冷静にヒールでゴールに流し込み先制点を奪った。

 清水は16分に相手キーパーのミスパスを奪った後藤優介がシュートを放つもゴール左へ。その後の攻撃も単発に終わり、なかなかゴールへの活路を見いだせない。

 すると23分には宮代大聖、山根との連携で右サイドを突破した脇坂泰斗がペナルティエリアに侵入。グラウンダーのクロスに大島がわずかに触ると、走りこんだ長谷川が決め追加点を奪った。前半はそのまま終了。川崎が清水を圧倒する形で後半に突入した。

 試合は後半も川崎ペースで進行。49分には高い位置に駆け上がった山根のアーリークロスにダミアンが反応。ボールはクロスバーを叩いた。清水は57分ジュニオール・ドゥトラを下げて中村慶太を送り出し立て直しをはかる。対する川崎も61分に宮代に代え旗手怜央をピッチへ。五輪での活躍も期待されるルーキーを送り込みさらに攻勢に出た。清水は65分にはFC東京からレンタルで加入した岡崎慎を投入。すると直後には石毛秀樹がヘディングでゴールを奪い、反撃の狼煙を上げた。

 もう1点が欲しい川崎はレアンドロ・ダミアンに代えて小林悠を投入。すると74分、旗手が右サイドで果敢な突破を見せクロスを供給。それに合わせた長谷川が自身この日2点目を決めてリードを2点に戻した。さらに83分にはスルーパスに抜けだした小林悠が一度はGKに阻止されながらも最後は頭でゴールを陥れ4点目。交代選手が確実に結果を残した。

 試合終盤には途中出場したFW鄭大世が立て続けにシュートを放つなど清水が猛攻に出たが得点までには至らず。最後にはこちらも途中から登場した三笘薫の右足アウトサイドでのクロスを小林が決めてダメ押しの5点目。試合はそのまま終了し、前回覇者川崎が圧勝で初戦を飾った。

【スコア】
川崎フロンターレ 5 − 1 清水エスパルス

【得点者】
10分 1−0 レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
23分 2−0 長谷川竜也(川崎フロンターレ)
65分 2−1 石毛秀樹(清水エスパルス)
74分 3−1 長谷川竜也(川崎フロンターレ)
83分 4−1 小林悠(川崎フロンターレ)
95分 5−1 小林悠(川崎フロンターレ)

サッカーキング

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