インテル指揮官、強豪リヴァプールとの対戦を展望「わずかな差で決まることも…」

　インテルのフィリッポ・インザーギ監督がチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16で対戦するリヴァプールについて前日会見でコメントした。15日にクラブ公式HPが掲載している。

　インテルは16日、CLラウンド16でリヴァプールと対戦する。例年ヨーロッパの舞台で好成績を収めるプレミアリーグのチームについて、インザーギ監督は「イングランドのクラブは素晴らしい」と評価。さらに「リヴァプールは確かにヨーロッパで最高のチームの一つだが、このクラブとファンはこのような試合でプレーするに値するので私は嬉しく思うよ」と続けた。

「とてもタフな試合になるだろうけど、我々は全力を尽くして戦うよ」

　また、リヴァプールが有利とされる下馬評については「リヴァプールは紙の上では有利だが、試合はプレーするためにある。自分たちの試合をするためにピッチに立たなければならない」とコメント。「選手たちには冷静にプレーしてほしい。決意が違いを作るだろうし、選手たちはそれを十分に持っている。彼らは今シーズンの全ての試合でそれを示してきたよ」と続け、選手への信頼を口にした。

「我々はリヴァプールをリスペクトしているが、始める前から負けてはいないよ」

「素晴らしい選手を要するトップチームとの対戦だが、サッカーの試合は0−0から始まる。私たちには私たちの強みがあり、モチベーションもある。わずかな差で決まることもあるだろう」

　6日の“ミラノ・ダービー”では2−1でミランに敗れたインテルだが、インザーギ監督はリヴァプールとミランのグループステージの試合やそのほかの直近の試合にも目を通したといい、「（ユルゲン・）クロップは素晴らしい監督だ。彼のチームはボールを保持している時も、そうでない時も常にインテンシティの高いプレーをしている」と評価。さらに「（ブラジル代表GK）アリソンと（オランダ代表DFフィルジル・）ファン・ダイクはロングボールをプレーできる。彼らのフルバックはプレーメーカーの技術を持っており、ピッチのあらゆるところで問題を引き起こすことができる」とリヴァプールの守備の要となる2選手を名前を挙げて警戒した。

　インテルとリヴァプールの一戦は16日午後9時（日本時間17日午前5時）にキックオフを迎える。