リヴァプール、終盤の連続失点でアストン・ヴィラと引き分ける…先発の遠藤は76分までプレー

2024年5月14日(火)6時15分 サッカーキング

アストン・ヴィラとリヴァプールの一戦はドロー [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第37節が13日に行われ、アストン・ヴィラとリヴァプールが対戦した。

 ここまで36試合を消化したリーグ戦で23勝9分4敗を記録し、勝ち点「78」の3位につけているリヴァプール。2021−2022シーズン以来のプレミアリーグ制覇を狙った今シーズンだったが、前節はトッテナムから4−2の勝利を飾ったものの、11日に2位マンチェスター・シティがフルアムから勝利したため、逆転優勝の可能性が消滅した。対するは、チャンピオンズリーグ出場権の獲得を狙う4位のアストン・ヴィラ。注目の上位対決に、日本代表MF遠藤航はアンカーとして先発に名を連ねている。

 試合は、開始早々の2分にアウェイのリヴァプールがスコアを動かす。ボールを奪った流れからハーヴェイ・エリオットがドリブルで持ち運び、右サイドに張ったモハメド・サラーとのワンツーでポケットに侵入。中に送ったクロスはパウ・トーレスに当たってゴールマウスへと向かい、逆をつかれたGKエミリアーノ・マルティネスのオウンゴールを誘発し、リヴァプールが先制に成功した。

 先行を許したアストン・ヴィラは、12分に中盤でインターセプトし、ジョン・マッギンがオリー・ワトキンスへとスルーパスを供給。左サイドを抜け出して深い位置から突破を試みると、ジャレル・クアンサーとの1vs1を制してペナルティエリア脇からゴール方向に入り込み、そのままマイナスへとグランダーの折り返しを送る。フリーとなったユーリ・ティーレマンスがダイレクトで狙ったシュートは枠へと吸い込まれ、アストン・ヴィラがすぐさま同点に追いついた。

 さらに、23分には縦パスを受けたリヴァプールのコーディ・ガクポが右サイドのサラーに展開し、カットインからボックス左角のルイス・ディアスにパスを送る。背後から追い越してきたジョー・ゴメスにボールが渡り、右足でグランダーのクロスが蹴り入れられると、走り込んできたガクポがワンタッチで押し込んで、再びリヴァプールがアストン・ヴィラからリードを奪った。

 迎えた後半も、最初にネットを揺らしたのはリヴァプールだった。48分に左サイドでフリーキックを獲得し、キッカーを務めたエリオットが左足でクロスを供給。大外で待ち受けていたクアンサーが豪快に頭で合わせ、リヴァプールがリードを2点に広げる。76分には4枚替えを敢行し、遠藤はピッチを退くこととなった。

 すると、85分にジョン・デュランの得点でアストン・ヴィラが1点を返すと、直後の89分にも長い距離をドリブルで運んだムサ・ディアビのパスが、意図しない形でジョン・デュランに当たってゴールイン。アストン・ヴィラが2点差を追いつき、本拠地『ヴィラ・パーク』で意地を見せつける。

 結局、そのまま試合は3−3で終了。両者1ポイントずつを分け合った。最終節となる次戦は19日に行われ、アストン・ヴィラはアウェイでクリスタル・パレスと対戦。リヴァプールはホームでウルヴァーハンプトンと対戦する。
 
【スコア】
アストン・ヴィラ 3−3 リヴァプール

【得点者】
0−1 2分 オウンゴール(リヴァプール)
1−1 12分 ユーリ・ティーレマンス(アストン・ヴィラ)
1−2 23分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
1−3 48分 ジャレル・クアンサー(リヴァプール)
2−3 85分 ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)
3−3 89分 ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)

サッカーキング

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