SBK:エガーターがTEAM HRCのテストライダーに就任し新型CBRをテスト。鈴鹿8耐の参戦も明言

2020年2月20日(木)18時16分 AUTOSPORT web

 2月19日、ロードレース世界選手権Moto2で活躍し2020年はMotoEに参戦するドミニク・エガーターは、自身のウェブサイトでスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するTEAM HRCのテストライダーに就任したことを発表。また、7月19日に行われる2020年鈴鹿8時間耐久ロードレースにも出場することを明かした。


 エガーターは、2006年にロードレース世界選手権の125ccクラスでデビューを果たした29歳のスイス人ライダー。2010年から2019年まではMoto2クラスに参戦し、1勝を含む7度の表彰台を獲得している。

ドミニク・エガーター(MV Agusta Temporary Forward)


 また、2014年には鈴鹿8耐にチームカガヤマから初参戦し、3位表彰台に貢献。2015年から3年間はF.C.C.TSR Hondaで参戦し表彰台を2度獲得、2018年と2019年はMuSASHi RT HARC-PRO. HondaでCBR1000RRを駆った実力者だ。


 そんなエガーターは2020年にインタクトGPからMotoEに参戦する予定であるが、新たにSBKに参戦するTEAM HRCのテストライダーも務めることを自身のウェブサイトで報告した。


 ホンダはSBKにワークスチームのTeam HRCを誕生させ、アルバロ・バウティスタとレオン・ハスラムを起用。MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チームからは高橋巧を走らせることを発表している。


 このチームの参戦マシンは、新型のホンダCBR1000RR-Rをベースとしたバイクとなり、エガーターはこの最新マシンの開発を担いテストを行っていくという。それに加え、Team HRCのライダーが怪我などによりSBKを欠場する場合は、代役ライダーも務めるようだ。

2019鈴鹿8耐を走るドミニク・エガーター(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)


 さらに、鈴鹿8耐にもHRCのライダーとして出場することを明言している。ただし、鈴鹿8耐に参戦しているホンダのワークスチーム(2019年はRed Bull Honda)は鈴鹿8耐の優先出場権を獲得していない。


 そのため、4月4日に行われる全日本ロードレース選手権の第1戦レース1、または5月17日の鈴鹿サンデーロードレース第2戦でトライアウトを受け、出場権を獲得する必要がある。


 2020年は全日本ロードにエントリーしていないTEAM HRCは、全日本ロード開幕戦か鈴鹿サンデーロードレース第2戦にスポット参戦するだろうか。


 エガーターは「ホンダがテストライダーに僕を選んだことをとても誇りに思っているよ。ホンダの新しいスーパーバイクプロジェクトでは大きな挑戦が待っている。2日間のテストを合計6回実施し、主にセパンと鈴鹿を走るよ」とコメントしている。


「新型CBR1000RR-Rのさらなる開発に携わり、アルバロ・バウティスタとレオン・ハスラムとともにSBKのワークスチームをサポートをすることができ光栄だ。ふたりのライダー(バウティスタかハスラム)が怪我をした場合は、代役でレースに出場することにもなる」


「そして鈴鹿8耐に参加することも決まっている。HRCの公式ライダーとして出場するよ」


「MotoEの契約もあるが、それと同時にこの仕事に就いたことをとても嬉しく思う。スーパーバイクに乗ることはいつでもとても楽しいんだ。テストライダーはレースの練習を続けることにも役に立つね。スーパーバイクは、車両重量のあるMotoEマシンの優れたトレーニングデバイスでもある」


「僕はホンダと長い間、スイスだけでなく日本でも非常に良い関係を築いてきた。この関係はホンダから鈴鹿8耐に出場することだけのものではない。僕は非常にやる気があり、今後のキャリアのため、自分自身を推薦するために全力を尽くすうp。この合意の締結に関与したすべての人に感謝したいと思う」


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