ジェイテクトの新型LSD“トルセン タイプB”がルノー・メガーヌR.S.カップに採用

2019年2月21日(木)12時24分 AUTOSPORT web

2019年2月21日
プレスリリース


ジェイテクト、駆動製品TORSEN Type-Bが『ルノー・メガーヌR.S.カップ』に搭載


独自設計の駆動製品のNo.1&Only One技術が車両の旋回性と安全性を向上


 株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)が、生産するNo.1&Only Oneの歯車式LSD(リミテッドスリップデフ)TORSENの新設計品が、2019年3月に発売予定のルノー・メガーヌR.S.カップに搭載される。
 


1.トルセンとは


 トルセンとは、自動車の旋回時に左右輪もしくは前後輪のトルクを最適配分する駆動装置であるLSD(リミテッドスリップデフ)の一種。


 ヘリカルギヤを用いて差動制限を行うLSDとして、高いトルク配分性能と高耐久性を誇る、ジェイテクトのNo.1&Only One製品のひとつです。


 現在では主に四輪駆動車に搭載され、前後輪のトルク配分を行うTORSENType-Cとスポーツタイプの後輪駆動車をはじめ前輪駆動車にも搭載され主に左右輪のトルク配分を行うTORSEN Type-Bを、日本、ベルギー、アメリカで生産をしています。

ジェイテクトのトルセン タイプBの構造イメージ


2.本製品の特長


 従前のTORSEN Type-Bにはサイドギヤを分割し、結合部にヘルカリスプラインを採用して左右輪のトルク配分比を高め、トラクション性や走行時のフィーリングを向上する高性能な仕様の製品がある。
 
 本製品は、さらにヘルカリスプラインをワンウェイ構造とすることで、アクセルオンの時は差動制御が大きく機能しトルク配分比を大きく高める一方で、アクセルオフでは差動制御の効きを抑えることを実現し、搭載車両の特徴に則した最適なトルク配分とドライバビリティの向上を実現しました。日本と欧州と共同で設計をし、ベルギーの生産拠点(JTEKT TORSEN EUROPE)にて生産。


3.今後の展望


 ジェイテクト駆動事業では、TORSENをはじめさまざまな駆動製品の研究開発をすすめることで、スポーツカーの走行性の向上に加え、乗用車の安全性向上、環境性向上を進めるともに、商用車への技術展開や次世代自動車への技術貢献することができる、No.1&Only Oneの製品づくりを推進。

ジェイテクトのトルセン タイプBの構造イメージ
ルノー・メガーヌR.S.カップ−エクステリア(グリ・チタニアムメタリック)

 
ルノージャポンウェブサイト:https://www.renault.jp/
ジェイテクトウェブサイト:https://www.jtekt.co.jp/


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