好調ウェストハムが2連勝で4位浮上…トッテナムは反撃及ばず、直近6試合で5敗目

2021年2月21日(日)22時55分 サッカーキング

ウェストハムとトッテナムが対戦した [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第25節が21日に行われ、5位ウェストハムと9位トッテナムが対戦した。

 18日にヨーロッパリーグ(EL)のヴォルフスベルガー戦をハンガリーで戦い4−1で勝利したトッテナムは、同試合からスタメンを7人変更。遠征に帯同していなかったハリー・ケインが最前線に入ったほか、セルヒオ・レギロンも負傷から復帰して約1カ月ぶりに戦線復帰した。一方、好調を維持するウェストハムは、ハムストリングの負傷で出場が微妙視されていたマイケル・アントニオがスタメンに名を連ねた。

 試合は開始早々の5分、ウェストハムが先制に成功する。直前のプレーにおけるファウルをトッテナムの選手らが主張するなか、ウェストハムは右サイドからジャロッド・ボーウェンがゴールに向かうボールを供給。足を伸ばして合わせたアントニオのシュートは相手GKウーゴ・ロリスに阻まれたが、こぼれ球に素早く反応したアントニオが詰めてネットを揺らした。

 16分、トッテナムのコーナーキックで空中戦を競り合ったダビンソン・サンチェスとトマーシュ・ソウチェクが頭同士で衝突。ソウチェクは左眉の辺りを切って激しく出血したものの、脳震とうの兆候がなかったことから、止血措置を経て約8分後からプレーを再開した。

 ウェストハムは38分、左からのコーナーキックにクレイグ・ドーソンが頭で合わせたが、枠を捉えたシュートはロリスに阻まれる。対するトッテナムは43分、左からのボールにエリク・ラメラが左足ダイレクトで合わせたが、ゴールの左を狙ったシュートは相手GKウカシュ・ファビアンスキが難なくセーブ。前半アディショナルタイムにはエリアの右からケインが右足を振り抜いたが、これもファビアンスキの好守に阻まれる。

 ビハインドで折り返したトッテナムは、ハーフタイムにラメラとジャフェット・タンガンガを下げて、ギャレス・ベイルとマット・ドハーティを投入。しかし、ウェストハムは後半の立ち上がりに相手の出鼻をくじく追加点を獲得する。ジェシー・リンガードとパブロ・フォルナルスがダイナミックなパス交換で左サイドを攻略すると、最後はリンガードが左足でゴール右隅に突き刺した。なお、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督がプレミアリーグの試合で両ハーフの開始5分以内に失点したのは、キャリア初のことになる。

 2点を追う展開になったトッテナムは、64分に1点を返す。右のコーナーキックからベイルがニアサイドに供給すると、頭で合わせたルーカス・モウラがゴールの右上に流し込んだ。73分にはカウンターから決定機を迎え、最後は中央で受けたケインが左足を振り抜いたが、ゴール左下隅を狙ったシュートは惜しくも枠を外れた。79分にはケインの折り返しにベイルが左足ボレーで合わせたが、強烈な一撃はクロスバーに嫌われる。

 トッテナムの反撃は及ばず、試合はウェストハムがリードを守り切ったまま終了。ウェストハムはリーグ戦2連勝で4戦無敗となり、勝ち点を「45」に伸ばして4位に浮上した。一方、トッテナムはリーグ戦2連敗となり、直近のリーグ戦6試合で5敗目となった。次節、ウェストハムは27日にアウェイでマンチェスター・Cと対戦する。トッテナムは24日のELヴォルフスベルガー戦セカンドレグを挟んで、28日にホームでバーンリーと対戦する。

【スコア】
ウェストハム 2−1 トッテナム

【得点者】
1−0 5分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
2−0 47分 ジェシー・リンガード(ウェストハム)
2−1 64分 ルーカス・モウラ(トッテナム)

サッカーキング

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