長年の悩みを解決した3番Wは「やさしくて飛んでくれる」 西村優菜はグリーン上でも“大変化”【春のクラブチェック】

2024年2月22日(木)14時0分 ALBA Net

西村優菜の米国女子ツアー2シーズン目が始まる(撮影:福田文平)

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<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇21日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

「パー5であと5ヤードくらいキャリーが出れば(グリーンを)狙えるけど、それができないから刻む、というシチュエーションが去年はすごく多かった」。西村優菜はそんな悩みを抱えてきたが、これを新しいクラブで克服した。「すごくいい3番ウッドが来ました」。その笑顔からも充実ぶりがうかがえる。


この手応えばっちりの1本は、契約するキャロウェイの新作フェアウェイウッド『パラダイムAiスモークMAX D』。今年、新たにバッグに入れる3番ウッドだ。前述した“5ヤード不足”は、これまでも同社の担当者に相談してきたこと。それが解決し、タイの練習日では18番パー5(482ヤード)のセカンドショットで果敢にグリーンを狙うこともできた。2オンとはいかなかったものの、一気に花道まで運び、「今までになかった」と攻撃の幅が広がったことを感じている。

ウッドは5本入っているのを見ても分かるように、西村にとっての生命線。パー5に限らず、パー4のセカンドでも長いクラブを巧みに操りチャンスを演出してきた。この3番ウッドについては、「なかなか球を上げられない悩みもあったんですけど、今回のはすごく上がってくれる。やさしくて飛んでくれますね」とも話し、攻撃力アップにつながりそうだ。また6番アイアンも、新シリーズ『パラダイムAiスモークHL』にスイッチしている。

さらにグリーン上でも大きな変化があった。昨年まではツノ型のパターを愛用していたが、今年のオフからマレット型を使用している。先週出場したサウジアラビアの試合でも、そのオデッセイの『Ai 1 ロッシーS』を投入した。「打った時に構えやすくていい感じ。スライスがすごい苦手だけど、それが打ちやすかった。オフの間にスッと替えて、ずっと使ってました」。パッティング面はオフの重点強化項目でもあったが、クラブもその一助になっている。

「優勝を目指していきたい。去年のデータがあることで『ここだったらもう少し違う攻め方もあったな』とか考えられる。今年は、もう少し攻めたゴルフができると思うし、そこも楽しみながらやっていけたら」。シード選手として迎える米国ツアー2年目のシーズン。攻めて、攻めて、悲願をつかみとることを目指していく。(文・間宮輝憲)

【西村優菜のクラブセッティング】
1W:キャロウェイ パラダイム◆◆◆S(9°)
(スピーダーNXグリーン 50SR)
3W:キャロウェイ パラダイムAiスモークMAX D(15°)
(スピーダーNXブラック 50SR)
5W:キャロウェイ エピック スピード(18°)
(スピーダーNXブルー 50SR)
7、9W:キャロウェイ グレート ビッグバーサ(21、24°)
(スピーダー エボリューションⅢ 569 SR)
6U:キャロウェイ GBB エピックスター(26°)
(MCH 60R)
6I:キャロウェイ パラダイムAiスモークHL
(MCI 70R)
7〜P:キャロウェイ X フォージド スター
(MCI 70R)
52°:キャロウェイ ジョーズロウ
(MCI 80S)
58°:キャロウェイ ジョーズロウ フォージド
(MCI 80S)
PT:オデッセイ Ai 1 ロッシーS
BALL:キャロウェイ クロムソフト X トリプルトラック



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