激アツ!中日の二遊間争いで注目集める「即戦力ルーキー」「戻ってきた男」

2024年2月22日(木)12時43分 ココカラネクスト

立浪監督も勝負の3年目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 中日で二遊間バトルが激化している。

 昨年固定できなかった二遊間をめぐっては、今キャンプも複数選手が挑戦中。虎視眈々と定位置を狙っている。

【動画】中日期待のルーキー 辻本が2点タイムリーをマーク

 2月21日に行われたロッテとの練習試合(沖縄・北谷)でも各選手がアピールに努めた。勢いを感じさせたのは、即戦力ルーキーの呼び声高いドラフト3位、辻本倫太郎(仙台大・22)だった。

 「9番・遊撃」でスタメン出場、4回1死走者なしの場面ではロッテ・中村奨吾の抜ければ長打コースの当たりを逆シングルで捕球するとすぐさま体勢を整えて、ノーバウンド送球。華麗な守備でピンチの芽を積むと打撃でも5回一死二、三塁の好機にフォークを捉えて2点適時打をマーク。7回にも中前打とマルチ安打を記録。攻守にわたって内容の濃い光るプレーを見せた。

 し烈な二遊間争い、ほかの選手も負けてはいない。この日は「6番・二塁」で先発出場した福永裕基が2打数1安打1犠飛で2打点をマーク、二塁で途中出場の村松開人も2安打2打点と存在感を示した。

 注目の二遊間争いではこのほかにもキューバ出身、大型遊撃手の育成選手クリスチャン・ロドリゲス、昨年オープン戦で打率3割超えを果たしながら、オープン戦中の負傷でシーズンは出場できなかったプロ2年目、田中幹也などの存在も〝戻ってきた男〟として注目を集める。

 内野の要とされる二遊間固定はチーム喫緊の課題ともされる。この日の試合では昨年のパ・リーグ2位チーム、ロッテに対し、14−1と大勝。7回に集中打で7得点のビッグイニングを作るなど、練習試合とはいえ課題の打線に明るい兆しが見えているのもファンにとっては嬉しい材料となっている。

 立浪和義監督にとっても就任3年目と勝負を賭ける年になる。元々投手力には定評のあるチーム、打力、守備力が上がれば十分上位も狙えると見られている。中日の昇り龍の勢いを今年こそ期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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