WEC公式テスト“プロローグ”の延期が正式発表。物流の問題により2日遅れで開催へ

2024年2月23日(金)18時14分 AUTOSPORT web

 WEC世界耐久選手権の公式テスト『プロローグ』が物流上の問題により2日延期され、2月26〜27日に行われることがシリーズより正式発表された。


 最高峰ハイパーカークラスに新たなマニュファクチャラーを迎え、さらにGTカテゴリーが『LMGT3』へと移行するなど、注目点の多い2024年のWEC。2月29〜3月2日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われる開幕戦を控え、当初は2月24〜25日に同サーキットで2日間のテストセッションが予定されていた。


 しかし、参戦チームは海上貨物の遅延という問題に直面しており、その影響はLMGT3フィールドの大部分に及んでいる。車両がまだ現地に到着していないチームもあれば、ピットボックスを設営するための機材やスペアパーツ、その他のコンポーネントなどの重要な物資を待っているチームもある状態だ。


 これらの機器は現在サウジアラビアからトラックで陸路を輸送中であり、土曜日の朝のある時点でロサイル・インターナショナル・サーキットに到着する予定であると理解されているが、正確な到着時間はまだ不明だ。


 この遅延の結果、主催者はプロローグを月曜と火曜に延期することを決定し、チームが機材を降ろし、準備するための充分な時間を確保できるようにした。


 当初のスケジュールでは、プロローグは土曜日の正午に開始される予定で、土曜と日曜で均等に走行時間が分かれていた。


 改訂されたスケジュールでは、2月26日月曜日に3つの走行セッションが設定されることになった。現地時間8時30分から3時間30分、その後14時から3時間、そして18時30分から3時間30分と、初日に計10時間の走行が行われる。


 さらに27日火曜日午前9時から4時間のセッションが行われ、プロローグは終了。1日置いて木曜日からレースウイークの走行が開始される。


 WECの発表した声明には、「このスケジュール変更は、定期航路がスエズ運河と紅海を通る大幅な遅れを経験しているという、継続的な地政学的状況の結果である」と書かれている。


「その結果、海上貨物の一部がカタールのドーハにあるロサイル・インターナショナル・サーキットに到着するのが遅れている」


「チームにテストの準備に充分な時間を与えるため、プロローグの開始を遅らせる決定が下された」


「来週末のシーズン開幕戦カタール航空カタール1812kmのスケジュールに変更はなく、レースは3月2日土曜日の現地時間午前11時にスタートする予定だ」




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