ドネア撃破の難敵からの王座奪取へ! 中谷潤人に米アナリストが熱視線「ナオヤ・イノウエに肩を並べられるかどうか」

2024年2月23日(金)16時0分 ココカラネクスト

バンタム級での初陣に臨む中谷。そんな世界2階級を制してきた日本人戦士への期待が高まっている。(C)Getty Images

 文字通りのメガマッチに挑む日本人に熱視線が注がれている。来る2月24日に東京・両国国技館で行われるボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦で、同王者のアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑む世界2階級制覇王者の中谷潤人(M.T)だ。

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 バンタム級転向初戦となる中谷。井上尚弥(大橋)、田中恒成に続いて全勝での世界3階級制覇を目指す26歳は、筋力アップによる減量苦からも解放され、より力強い戦いが見込まれる。サンティアゴは昨年7月に世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして王者になった難敵だが、日進月歩で進化を続ける日本人ファイターへのボクシングの本場でも期待は高まっている。

 米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のアナリストを務める元世界2階級制覇王者のポール・マリナッジ氏は「ナカタニはすでにバンタム級として成功するのに十分な強さを持っている」と指摘。そのうえで「体重が上がってからもパワーを維持できるかどうかは別の問題だ。そういう意味でもドネアを上回ったサンティアゴは“試験”に適している」と分析した。

 また、同氏は「より重要なのはナカタニがナオヤ・イノウエ、ジェシー・ロドリゲス、ローマン・ゴンサレス、カルロス・クアドラス、ファン・フランシスコ・エストラーダら現代の軽量級名手たちと肩を並べられるかどうかだ」と強調し、「今は国境を越えて日本のボクシングは良い時代を迎えていると、ますます感じられるようになってきている」と論じ、中谷のポテンシャルを称えた。

「2024年、ナオヤ・イノウエは世界最高のファイターの一人だ。そんなモンスターに続く日本人のナカタニには良い試合を期待したい。サンティアゴを止めることは容易ではないが、確実にポイントを取れば、ナカタニは勢いに乗るはずだ」

 果たして、バンタム級でも異彩を放てるか。24日のタイトルマッチは、中谷にとって真価の問われる一戦になる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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