チェルシーのオーナー、アブラモヴィッチ氏にクラブ所有権はく奪の可能性浮上

2022年2月25日(金)2時48分 サッカーキング

チェルシーのオーナー、アブラモヴィッチ氏 [写真]=Getty Images

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 チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモヴィッチ氏に、クラブ所有権はく奪の可能性が浮上しているようだ。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 ロシア人実業家のアブラモヴィッチ氏は2003年にチェルシーを買収。有力選手を次々に獲得しプレミアリーグ創設後優勝を経験していなかったチェルシーを常勝軍団に育て上げた。

 しかし同氏は2018年4月に投資家ビザが失効し、同年に起きたソールズベリ毒殺事件の影響で英露関係が悪化したことからビザの発給が難しくなり入国が困難な状況がつづいていた。そのため、ユダヤ人である同氏はイスラエル国籍を取得し短期の入国でクラブ経営に携わる状況が続いていた。

 同紙によると今回下院ではアブラモヴィッチ氏の汚職に関する2019年のリーク書類をもとに資産差し押さえやクラブ経営権のはく奪といったことを検討するべきではないかという話が出たという。ロシアがウクライナに侵攻したことを受けイギリス政府はロシア政府に近い人物の入国禁止や資産の凍結を決定したことからもアブラモヴィッチ氏が事実上イギリスでの生活が禁じられる可能性も浮上しているようだ。

 イギリス紙『サン』は上級セキュリティ関係者の言葉として「55歳の彼が再び英国に住むことが許される可能性は低い」と伝えた。また首相官邸の公式報道官は、「そのような形で個人についてコメントしたり、その種のリーク文書についてコメントしたりすることはできない」としている。

 アブラモヴィッチ氏は買収後関心を示さないオーナーも多い中、フットボール好きとして知られ、ビザが失効する以前はよく本拠地スタンフォード・ブリッジで観戦する姿が捉えられていた。また、先日行われたクラブワールドカップでは生観戦しチェルシーが世界一となった瞬間を見届け、選手や監督からトロフィーを受け取っていた。

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