懐疑論を完全払拭! リバプールの戴冠劇に貢献した遠藤航に英メディアも脱帽「エンドウは212億円の男を上回った」

2024年2月26日(月)12時9分 ココカラネクスト

リバプールのタイトル獲得に貢献した遠藤。そのタフなパフォーマンスに称賛が相次いだ。(C)Getty Images

 今シーズンにおいて最高の補強だ——。昨夏にリバプールに鳴り物入りで加わった遠藤航への評価はうなぎ上りだ。

 現地時間2月25日に行われたカラバオカップ(リーグカップ)決勝でリバプールはチェルシーと対戦して1-0で勝利。アンカーで先発出場した遠藤は120分に及んだ試合でフル出場し、イングランド史上最多となる10度目の戴冠に貢献した。

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 激闘のなかで出色のパフォーマンスを披露した。

 怪我人が相次ぎ、いわば野戦病院と化していたリバプールは、コナー・ブラッドリーやジェームス・マコーネル、ジェイデン・ダンズといったユース上がりの若手を多用せざるを得ない展開に。そのなかで遠藤は120分を通して攻守に安定したプレーを披露。とりわけ要所でピンチの芽を摘み取る気の利いたプレッシングは、チームを救うものだった。

 若手主体のチームを支え、優勝に貢献した31歳の日本人に対する現地メディアの評価は急上昇。昨年8月に加入した直後は獲得自体に懐疑論もあった遠藤だが、2シーズンぶりのタイトル奪取に寄与する“結果”を残し、周囲も評価は一変している。

 英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は「ワタル・エンドウは120分の信じられないような試合にフル出場し、チームメイトが虫のように倒れる中でも次々とタックルを決めた」とチェルシー戦でのプレー内容を総評。そのうえで、「夏にシュトゥットガルトからわずか1620万ポンド(約30億円)で契約したエンドウ。31歳の彼にはいくつかの疑問があった。しかし、彼はシーズンを通してパフォーマンスを向上させ、着実にそれを沈めていった」と指摘している。

 また、同メディアは、昨夏にチェルシーがリバプールから横取りする形で、英国史上最高額となる1億1500万ポンド(約212億円)で獲得したモイセス・カイセドとの比較も展開。「この日のスタッツだけを見ても、1620万ポンドの男でしかなかったエンドウがいかに史上最高額の男を上回ったかが分かる」と強調し、加入直後にユルゲン・クロップ監督が語っていた“遠藤評”を記している。

「移籍市場で奇妙な出来事がいくつか起こったが、ここだけの話、『なんてこった!なんてラッキーなんだ』って感じだ。その瞬間には分からなかったし、そう感じなかったけど、上手くいって本当に嬉しいよ。こんなことになるなんてね。

 他の守備的なセントラル・ミッドフィルダーがリバプールに入りたがらないのは明らかだ。何が起こったか、見てみてくれ。それで私たちはエンドウを見つけたんだ。彼は並外れた選手だ」

 周囲の評価を覆し、一気にレッズに欠かせないタレントとしての声価を高めた遠藤。31歳の成長は止まらない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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