2番手エバンス「まだ接戦。最後の最後まで戦い続ける」WRC第2戦スウェーデン デイ2後コメント
2022年2月27日（日）12時45分 AUTOSPORT web
スウェーデンで開催中のWRC世界ラリー選手権第2戦『ラリー・スウェーデン』は2月26日、競技2日目のSS8〜15が行われた。事前にステージのキャンセルが伝えられていたSS9、および再走ステージのSS13を除く計6本のステージで争われたデイ2では、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ（トヨタGRヤリス・ラリー1）が速さをみせ総合首位に浮上。初日を総合6番手で終えた勝田貴元（トヨタGRヤリス・ラリー1）は、順位をひとつ上げて総合5番手につけている。そんなWRC第2戦スウェーデンのデイ2を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス（＃44 フォード・プーマ・ラリー1）／デイ2総合6番手
「午後はずっと良くなったが、これまで走行したなかでも最悪のコンディションだった。（無事に）ここに着いてうれしいよ」
●アドリアン・フルモー（＃16 フォード・プーマ・ラリー1）／デイ2総合15番手
「エンジンに何か問題があると思っている。とても残念だし苛つくよ。でも、こういうこともあるものだんだ。とにかくこれもラリーの一部なんだ」
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル（＃11 ヒュンダイi20 Nラリー1）／デイ2総合3番手
「今日は僕たちにとって簡単な1日ではなかったが、3番手につけたことは、明日もその順位に留まることができれば素晴らしい成績だと思う」
「午前中は複雑だった。ベストを尽くしたが、他の3人（トヨタのロバンペラ、エバンス、ラッピ）は本当に速かったんだ。彼らに対抗するのは難しかった。それに午前中最後のステージではブレーキング中にワイドになってしまった。マシンをスピンさせることになり、数秒を失った」
「暗闇でのステージでタイムを挽回するチャンスがありそうだと思った。実際にそうして順位を取り戻すことができたんだ。ブレーキング中の状態が今週末の一番の課題だ。シャシーの信頼性を高めるためにも、やるべき作業がまだある。明日何ができるか見てみよう。表彰台を獲得できれば僕は満足できるよ」
●オット・タナク（＃8 ヒュンダイi20 Nラリー1）／デイ2総合28番手
「午前中は良いコンディションだった。最初のステージ（SS8）は雪が多く、2番目のステージ（SS10）は氷が多かったので難しかったね」
「僕たちはリスタートレギュレーションに従って復帰しなければならなかったから、自分たちの仕事をしながら楽しむしかなかった。あまりペースは出なかった。意味のある何かを賭けて戦えなかったからだ」
「午後のループはとてもトリッキーだった。ジムでのトレーニングよりハードだったよ。明日のステージは全体的に高速で、ストレートと高速コーナーで構成されている。特別なステージになるだろう」
●オリバー・ソルベルグ（＃2 ヒュンダイi20 Nラリー1）／デイ2総合7番手
「何が起きたのか正確に話すのは難しい。午後の長いステージの後でスロットルに問題が出たようだった。確かにマシンは前に進まなかったからね！」
「エリオット（・エドモンソン／コドライバー）と僕はすぐチームに連絡をとって修理を試みた。少なくとも1日の終わりまでこぎつけることができたよ。それが一番大事なことだった」
「今朝はマシンも自分自身も、いろいろなことがしっくりこなかった。いくつか変更を加えたら、マシンの挙動はより安定したものになった。またプッシュできるようになってよかったよ」
「おかげで前日のリズムに少し戻ることができた。大きなリスクはとれなかったけど、タイムは良かった。明日また進んでいくよ」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス（＃33 トヨタGRヤリス・ラリー1）／デイ2総合2番手
「今日、クルマは概ね好調で、本当に楽しんで走ることができた。自分のドライビングについては、何度かミスをしたけれど悪くはなかったと思う」
「カッレ（・ロバンペラ）の走りはとても良くて、いくつかのステージで自分よりも少し速く、午後は差が拡がってしまった。それでも、まだ接戦状態にあると思うから、明日はベストを尽くし、最後の最後まで戦い続けるつもりだ」
●カッレ・ロバンペラ（＃69 トヨタGRヤリス・ラリー1）／デイ2総合首位
「全体的に良い1日だったし、この位置にいられることを喜ぶべきだろう。最初のステージ（SS8／SS12）は、ライバルたちと比べると少し苦労したように思うが、2本目のステージ（SS10／SS14）に関しては午前も午後も速く、挽回することができた」
「首位に立ったのはもちろん良いことだが、リードは充分とはいえないので、明日は朝からハードに攻めなくてはならないね」
●エサペッカ・ラッピ（＃4 トヨタGRヤリス・ラリー1）／デイ2総合4番手
「クルマの調子は良くて、フィーリングも素晴らしく昨日よりも好調だった。安定した走りができていたと思うが、各ステージでチームメイトに対し少しずつ遅れをとってしまった」
「彼らのペースに追いつくためには、クルマの細かい部分のセッティングを改善し、さらに長い距離を走る必要があると思う。明日は、最後までプッシュし続けるつもりだ」
