【侍ジャパン】激震 鈴木誠也の「代役侍」に浮上する「右打ちの外野手」

2023年2月27日(月)11時5分 ココカラネクスト

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 WBC本戦を間近に控える侍ジャパンに非常事態だ。

 カブス・鈴木誠也外野手(28)が25日(日本時間26日)に左脇腹の張りを訴え、オープン戦を緊急回避。同選手は26日(同27日)、アリゾナ州内の病院でMRI(磁気共鳴画像)検査を受け、その後の対応を球団側と話し合う予定となっている。

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 鈴木は3月2日に帰国し、侍ジャパンに合流する予定だった。しかし予想外のアクシデントで今後は最悪の場合も想定し、代替選手の招集も視野に入れざるをえなくなりそうだ。

 現時点で予備登録メンバーの野手の名前は明らかにされていないが、昨年の強化試合でも招集された阪神・近本光司(28)、広島・西川龍馬(28)らが有力視されている。両選手とも実績を残しているメンバーであり、すでにオープン戦にも出場している。状態は問題ないとあって、不測の事態にも対応できると見られる。

 また水面下で注目を集めているのは日本ハム・松本剛(29)にもある。昨年首位打者と初のタイトルを獲得。プロ11年目にして大きく羽ばたいたことも話題を呼んだ。2022シーズンは打率・347を記録。シュアな打撃に定評がある。また右打ちの外野手が不足している布陣で、この点も有効に働きそうだ。

 松本剛の場合は、日本ハム所属と侍ジャパンの栗山英樹監督が長く指揮を務めたチームであることも大きい。NPBの各チームにとって開幕を見据えた大事な調整を進める中、侍側が新たに選手を招集するのは神経を使う仕事にもなる。この点でも古巣とあって、前向きに検討してくれる側面もあるかもしれない。

 いずれにせよ、栗山監督が全幅の信頼を置いてきた鈴木が不在となれば、チームデザインの変更も求められる。侍首脳陣にとっては難しい舵取りを強いられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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