セルティックの日本人選手獲得は過剰!現地「他クラブもJリーグ市場に…」

2023年3月1日(水)11時24分 FOOTBALL TRIBE

セルティック所属の日本人選手 写真:Getty Images

 セルティックはアンジェ・ポステコグルー監督の就任以降、日本代表FW古橋亨梧をはじめ日本人選手を相次いで獲得。現地で賛否両論が沸き起こる中、現地評論家の間ではセルティックの日本人選手獲得戦略が過剰であるがゆえに、今後Jリーグ市場からの獲得が困難になるという声も上がっている。


 セルティックの日本人選手獲得戦略を巡っては、昨年末に英紙『デイリーレコード』が「Jリーグからの選手獲得はリスキー」と警告。しかし古橋亨梧や旗手怜央らの活躍により、現地サポーターの間ではセルティックの補強戦略が成功したを結論付ける声が大半を占めている。


 そんな中、かつてマンチェスター・シティでプレーしていた評論家のマイカー・リチャーズ氏は、英公共放送『BBC』の番組内で「セルティックには良い選手を獲得しているけど、日本以外の市場からも獲得しなければならない。ビッグクラブは日本のような市場を開拓したいかもしれないが、彼らには即戦力が必要だ」と、セルティックの日本人選手獲得戦略に苦言。


 「日本人選手にはつねに学習意欲がある。日本人選手にとって、セルティックは自分の力を示すことができる巨大なクラブだ」と、日本人選手の長所に触れた上で「日本人選手が活躍すればするほど、より高額な選手になるので、より多くのクラブが日本の市場に注目することになる」


 「(セルティックの日本人選手獲得戦略は)セルティックやセルティックへ移籍する日本人選手にとっては良いことだ。だが、普段は日本の市場に注目しないようなビッグクラブが、セルティックのようなクラブに行かなくなるかもしれないので、悪いことでもある」とコメント。


 将来セルティックよりも規模の大きいクラブが日本人選手への関心を強めて、セルティックが日本市場での競争敗北につながる可能性があると主張したのだ。


 なお英メディア『フットボール・スコットランド』は先月、セルティックが新たに獲得する可能性のある日本人選手として、MF松木玖生(FC東京)、FW満田誠(サンフレッチェ広島)、谷晃生(ガンバ大阪)、MF橘田健人(川崎フロンターレ)、DF山原怜音(清水エスパルス)の名前を挙げている。セルティックがポステコグルー体制のもと、いつまで日本人選手獲得に拘るのか注目が集まる。

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