なぜ久保建英は”飛躍”できたのか?鄭大世が指摘する「今シーズンの好調を生んだ”縁”」

2023年3月2日(木)16時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 2月28日、レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英(21)が2月の「月間MVP」に選出されたと、クラブが発表した。2月の久保は、全4試合で1ゴール2アシストを記録し、3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得するなど、まさに“絶好調”。今シーズンはここまで、公式戦27試合で4ゴール7アシストを記録するなど、現在ラ・リーガで3位につけているレアル・ソシエダの躍進に大きく貢献している。

 そんな久保の活躍を、元北朝鮮代表FWの鄭大世氏はどう見ているのか。

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 鄭大世氏は「まだまだもっとできると思うし、4点ぐらいでそこまで大騒ぎすることじゃないと本人も思っているはずですよ」と率直な感想を述べた。ここまで1シーズンの自身最多タイとなる4ゴールを記録している久保だが、そのポテンシャルを考えると、現在の活躍は通過点に過ぎないようだ。さらに、「本人も満足してないだろうし、もっと上のレベルでやりたいと思っているでしょう」とも付け加えた。

 スペインで活躍できている要因については、「やっぱり人との出会いなんですよね。レアル・ソシエダというクラブがオファーをしてくれて、自分を使ってくれる監督と出会い、本来の自分の力を発揮できる環境を手に入れた」と話す。

 以前に所属していたビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカではチーム事情などにも左右されて出場機会に恵まれない時も多かった久保。今季からはレアル・ソシエダに加入し、すでに公式戦27試合に出場するなど、実力を発揮できる場所をようやく手に入れた。「チャンスを与えてくれる人と出会えたかというところですよね。チャンスを得るか得ないかは運の要素もある。もちろん実力もありますけど、成功するかどうかは、本当に縁なんですよ」と鄭大世氏はしみじみと語る。

 今後の久保については「どれだけ変化していくかが重要ですね。長所を伸ばしつつ、苦手な部分をなくしていくことができるかどうか。スタメンで出ているので、そういうのをちょっとずつトライする場面は何度もあると思います」と、今後のさらなる成長に期待した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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