トッテナム下す大金星…ミドルズブラ指揮官はサポーターに感謝「後押しが素晴らしかった」

　FAカップ5回戦でトッテナムを下したミドルズブラのクリス・ワイルダー監督が、サポーターの後押しに感謝している。イギリス紙『ノーザンエコー』が伝えている。

　4回戦でマンチェスター・Uを下しコマを進めたミドルズブラは1日、FAカップ5回戦でトッテナムと対戦。勝負は延長戦までもつれ込んだが107分にジョシュ・コバーンが試合を動かすゴールを決め、それを守り切ったミドルズブラが勝利を収めた。

　格上との連戦をモノにし8強に進んだミドルズブラ。この試合はミドルズブラのホームで行われ、5シーズンぶりにチケットが試合前に完売となり、3万人を超えるサポーターが詰めかけた。

　クリス・ワイルダー監督は勝利を喜びつつ、「サポーターがチームに与えた後押しは素晴らしいものだった。満員のリバーサイドは初めての経験だったが、感激したよ。チームは立ち向かいうまくやった」と後押しに感謝した。

　続けて「今夜初めて大舞台を経験した少年少女もたくさんいたと思う。そのような若い世代に、ここに来たい、応援したいと思わせられるようにしたいね。それが、私たち全員の目指すところだ。クラブはこの地域の中心的存在であり、クラブがうまくいくことは非常に重要なことなのだ」と語り、「ここ数年、少し流れが止まっていて、望むような状態ではなかった。だからこのような夜が状況を好転させる助けになればと思うよ。若い世代のサポーターにとっても、このような夜に嫌なことはないだろうし、これからも来てくれることを願っている」とコメントした。

　また、決勝点を挙げたコバーンについても言及。19歳でミドルズブラの下部組織出身の同選手を称賛し、記憶に残るものになると語った。

「彼が得点したときの写真は素晴らしい。FAカップ5回戦のトッテナム戦で、若いサッカー選手がホームタウンのクラブのために勝利をもぎとった高揚感が伝わってくる。ジョシュの記憶にも長く残ることだろうね」

「次のラウンドでは、ぜひともホームで戦いたい。このクラブを応援してくれたみんなに、最高のご褒美をあげたいんだ。思い出を作りたい。オールド・トラッフォード（マンチェスター・Uの本拠地）でもそうだったし、自分たちのスタジアムでもそうだと思う。素晴らしいことだよ」