トライアンフ、新型ボンネビルシリーズを発表。伝統を受け継ぐモダンクラシックバイクが大幅進化
2021年3月3日(水)16時19分 AUTOSPORT web
2月23日、トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社は、トライアンフの伝統を受け継ぐモダンクラシックバイクの2021年型ボンネビルシリーズを発表した。今回発表されたモデルは、ボンネビルT120、T120ブラック、ボンネビルT100、ストリートツイン、ストリートツインゴールドライン(ストリートツインの限定モデル)、ボンネビルスピードマスター、ボンネビルボバーとなる。2021年型になったことで各バイクともパフォーマンス、機能性、スタイルが大幅にアップデートされている。各バイクとも2021年4月に発売予定で、ストリートツインゴールドラインのみ2021年5月発売予定だ。
2021年型ボンネビルT120は、トルクリッチな1200ccツインエンジンによるパフォーマンスの向上。さらに7kgの軽量化によってハンドリングも向上している。またクルーズコントロール機能により、路面状況に応じて『ロード』または『レイン』のライディングモードを選択し、バイクの挙動を最適化することも可能だ。そしてT120ブラックは、渋さとダークさを強調したモデルだ。ホイールリム、グラブレール、エンジンカバー、ミラー、ヘッドライトベゼル、ウィンカー、エキゾーストなどをすべてブラックで統一。ブラウンのベンチシートにはエンボス加工されたトライアンフのロゴがプラスされている。
2021年型ボンネビルT100は、初めてボンネビルに乗るユーザーに向けたモデルだ。軽量でレスポンスに優れた900cc高トルク型ボンネビルツインエンジンを搭載しており、排出ガス低減と燃費向上を果たしている。またハンドリングは4kgの軽量化によってさらに強化され、敏捷性が飛躍的に向上している。
トライアンフのモダンクラシックのなかで最も人気のあるストリートツインも最新モデルに進化した。900cc高トルク型エンジンがアップデートされ、定評あるボンネビルツインエンジンのパワー、キャラクター、レスポンスを受け継ぎつつ、排出ガスの低減によってユーロ5の基準をクリア。優れた燃料性能を実現している。モダンカスタムスタイルにも磨きがかかり、完全新設計のキャストホイール、座り心地が向上した新設計ベンチシート、新設計ボディパーツなどの新装備を採用している。
またABS、切替式トラクションコントロールも標準装備。切り替え可能なライディングモードは『ロード』と『レイン』の2種類。ウエットまたはドライの路面状況に応じてライディングモードを選択すると、スロットルマップとトラクションコントロールの設定が切り替わり、最適なパフォーマンスを実現することができる。
希少な限定モデルとして全世界で1000台のみの限定生産となる『ストリートツイン ゴールドライン リミテッドエディション』は、手描きのゴールドラインが映える特別なカスタムエディションだ。搭載されている装備は2021年型ストリートツインと同じものだが、限定モデルには、一台一台にVIN番号を記した証明書が付属し、コレクター必携のモデルとなっている。
2021年型ボンネビルスピードマスターは、ゆったりとした理想的なポジションでロングライドも楽しめるクラシックカスタムバイクだ。今回の最新モデルは、1200cc高トルク型ブリティッシュツインエンジンの性能の強化と各装備のハイスペック化、そしてディテールの高級感の向上により、使い勝手の良さと洗練されたスタイルを一段と引き上げている。また慣性力の低減と新たなチューンによって出力とトルクがよりスムーズに伝達され、特に中速域でのパワーが著しく向上。その結果、排出ガスが低減し、ユーロ5の基準をクリアするとともに、優れた燃費性能も実現している。
トルクアシストクラッチは、長距離や交通量の多い街中での走行でライダーをアシスト。クルーズコントロールも標準装備され、ボタンひとつの簡単操作で直感的に使用することが可能だ。
2021年型ボンネビルボバーは、先代ボバーから唯一無二の確実性と革新的なエンジニアリングを受け継ぎ、ボバーブラックからはカテゴリートップのハイスペック装備を受け継いだカスタムクラシックバイクだ。
アップデートされた1200ccボンネビル高トルク型ブリティッシュツインエンジンは、慣性力の低減によってレスポンスが向上し、滑らかなトルク曲線を実現。先代ボバーより排出ガスが低減しユーロ5にも適合している。さらに優れた燃費性能と12リットルに大型化された新設計の燃料タンクにより、航続可能距離が33%長くなった。ABSと切替式トラクションコントロールも標準装備しており、安全性も確保している。
各2021年モデルのカラーリングとメーカー希望小売価格(税込)は以下の通り。
モデル | カラー | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|
ボンネビルT120 | コバルトブルー/シルバーアイス | 161万5600円 |
コルドヴァンレッド/シルバーアイス | ||
ジェットブラック | 157万6000円 | |
ボンネビルT120ブラック | マットジェットブラック/マットグラファイト | 160万2500円 |
ジェットブラック | 157万6000円 | |
ボンネビルT100 | カーニバルレッド/フュージョンホワイト | 131万9600円 |
ルーサンブルー/フュージョンホワイト | ||
ジェットブラック | 128万円 | |
ストリートツイン | コバルトブルー | 113万1500円 |
マットアイアンストーン | 113万1500円 | |
ジェットブラック | 110万5000円 | |
ストリートツインゴールドライン | マットサファイアブラック | 117万3000円 |
ボンネビルスピードマスター | サファイアブラック/フュージョンホワイト | 182万9600円 |
レッドホッパー | 181万6500円 | |
ジェットブラック | 179万円 | |
ボンネビルボバー | マットストームグレー/マットアイアンストーン | 182万9600円 |
コルドヴァンレッド | 181万6500円 | |
ジェットブラック | 179万円 |
・各ボンネビルシリーズは2021年4月発売予定。※ストリートツインゴールドラインのみ2021年5月発売予定。