浅野拓磨がマジョルカ移籍後初得点「一歩が踏み出せたことをうれしく思う」 MOM選出も試合はドロー

2025年3月3日(月)14時24分 スポーツ報知

浅野拓磨

◆スペインリーグ▽第26節 マジョルカ1—1アラベス(2日、ソン・モイス)

 マジョルカFW浅野拓磨(30)が待望の移籍後初得点を決めた。

 試合前半はマジョルカが優位に進めた。9分、マフェオの右スローインから、ダニ・ロドリゲスが止め、バウンドしたところで浅野が右足でボレーシュートを放ち、ゴール右上へ突き刺した。マジョルカ移籍後初ゴールは見事なゴラッソ。ホームのファンはジャガーポーズに歓喜し、浅野はスタンドに向かってお辞儀で感謝を示した。

 その後、ムリキが決定機を生かせず、前半は1—0で終えた。

 後半はアラベスが試合をコントロールした。しかし、どちらもパスの正確性に欠けて決定機にはつながらない。後半20分、浅野はサム・コスタと交代して退いた。その直後の23分にFKからのプレーで、アラベスのキケ・ガルシアに同点に追いつかれた。

 同点後はアラベスが勢いを増したが、マジョルカは苦しみながらも勝ち点1を死守し、4試合連続で勝ち点を獲得した。

 MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれた浅野はクラブの公式TVのインタビューに登場し、英語で「僕たちにとってすべてのゴールと試合が重要だから、毎週の試合で100%の力を出さなければならない。今日は勝てた試合だったから、ここから学んで次は勝利を目指したい」と答えた。その後、日本語でも「今日、ゴールを決めることができてすごくうれしく思います。マジョルカに来て長い間、ゴールという形でチームを助けることが出来なかったので、今日はその一歩が踏み出せたことをすごくうれしく思います。ただ今日は勝利することが出来なかったので、次の試合には3ポイントにつながるゴールを決めていくように頑張りたいと思います」と話した。

 アラサテ監督も浅野について「タクは70分間良いプレーをした。ロベルト・ナバロと同様にその時間帯に交代させる予定だった。MFを増やしたかったのでサム・コスタのエネルギーを加えた。交代直後の失点はミスでしかない」とし、「タクのはゴラッソだった。彼がこれで自信を付けて次へ続くことを願う。これが我々の求めていた決定力のある浅野だ。セビリア戦でもラスパルマス戦でもすべての試合でチャンスを作っていた。今日はそれが実を結んだ。ゴールを決められる選手が増えるのは我々にとって重要だ」と今後にも大きな期待を寄せた。

スポーツ報知

「マジョルカ」をもっと詳しく

「マジョルカ」のニュース

「マジョルカ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ