横浜ＦＣがＧ大阪のＭＦ山田康太を電撃獲得「横浜ＦＣのために戦います」…山田はＳＮＳの問題でチームから離脱

山田康太

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　横浜ＦＣは３日、Ｇ大阪のＭＦ山田康太（２５）を完全移籍で獲得することを発表した。山田はクラブを通じて「ガンバ大阪から移籍してきました山田康太です。シーズンがすでに開幕しているなか、声をかけていただき非常にうれしく思っています。１つでも多くの試合に勝利してファン、サポーターのみなさんと喜び合えるよう横浜ＦＣのために戦います」とコメントした。

　山田は横浜ＦＭの下部組織から２０１７年に２種登録されると、１８年にトップチームへ昇格。同年７月に初得点を決めた。その後名古屋、水戸、山形、柏を経て、昨季Ｇ大阪へ完全移籍すると、トップ下の位置でリーグ戦２３試合に出場し４得点と自己ベストを記録。天皇杯では準々決勝（広島戦）と準決勝（横浜ＦＭ戦）で２戦連続ゴールを記録し、チームの天皇杯準優勝に大きく貢献した。

　今季も主力の活躍が期待されていたが、先月２２日に「不適切なＳＮＳの使用による他者への迷惑行為があったことが認められました」として、チームから離脱することをクラブが発表。「山田選手には厳重注意し、協議を重ねた結果、双方合意のもとで当面の間チームを離脱することとなりました」とその経緯を明かしていた。

　横浜ＦＣは今季Ｊ１へ昇格し、現在は４戦を終えて１勝１分け２敗。開幕から４戦で２失点のみと昨季Ｊ２でリーグ最少失点（２７点）を記録した堅守はＪ１でも健在だが、得点はわずか１点と攻撃力不足に苦しんでいる。テクニックに優れ、攻撃に変化を加えられるアタッカーの加入は、クラブの悲願である「自力でのＪ１残留」へ大きく近づく補強となる。