【ジャンボ軍団が解説】尾崎将司はオープンスタンス&ハイティでドローを打っていた!

2025年3月6日(木)11時0分 ALBA Net

ハイティでオープンに構えて、ドローを打っていたジャンボ

世界中のツアー通算113勝(うち日本ツアー94勝)、賞金王12回、年間最多8勝など一時代を築くとともに、日本ゴルフをけん引した不世出の天才ゴルファー・ジャンボ尾崎。2月28日発売のALBA911号では、ジャンボのスイングを徹底取材。ジャンボ軍団の若頭、金子柱憲がその飛ばしのポイント解説している。その一部を紹介したい。


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30代に入り、大きくスイング改造していたジャンボさん。オープンスタンスで構えてインから下ろすのが、全盛期の飛ばし方です。オープンに構えてボールを左足前に置く。当時225 cm3のヘッドを使い、クラウンよりも高くティアップ。ロフトは7〜 8度で、アッパー軌道で振って低スピンで飛ばしたスタイルを誰もが真似をしました。体重移動をしてアッパー軌道で打つことで、低スピン・高弾道の球を打っていたんです。

スタンスはオープンですが、両肩はスクエアに構えるのがポイント。スタンスをオープンにすることで、大きなフォローが取れます。ただし、両肩はスクエアに。両肩までオープンにするとカット打ちになりやすいのです。

ややインから入れてストレートに振り抜くことで、厚い当たりを実現させます。アマチュアの場合、この打ち方を取り入れるならば、スタンスがオープンなので、カット打ちには注意したいですね。もちろん、クラブが寝てしまうと右プッシュが出てしまいます。

ジャンボさん流の打ち方をマスターするなら、アマチュアは左足前に球を置いてストレートの球を打つ練習をしてみましょう。球をつかまえられれば、左足体重で捉える動きをつかめるはずですよ。


尾崎将司
おざき・まさし/ 1947年生まれ、徳島県出身。5年連続を含む計12度の賞金王に輝き、前人未到の通算100勝を達成。ジャンボの愛称で親しまれる。現在は笹生優花、西郷真央、原英莉花らを指導。

■金子柱憲
かねこ・よしのり/ 1961年生まれ、東京都出身。日大ゴルフ部出身。83年プロ入り後にジャンボ軍団入り。同期の東聡と切磋琢磨し、通算6勝。96年尾崎に次ぐ賞金ランク2位に輝く。

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●関連記事の【川崎春花は158cm・51kgで、なぜ250Yも飛ぶ? 「右腕は外に回しつつ下ろすと、インから下ろせる」【プロコーチが解説】】では、川崎のスイングについて徹底分析している。


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