WTCR:トム・コロネル、アウディRS3 LMSにスイッチし31年目のレースシーズンへ
2020年3月6日(金)17時14分 AUTOSPORT web
日本を含め、世界中でキャリアを積み重ねてきたトム・コロネルが、2020年もFIA WTCR世界ツーリングカーカップに参戦すると発表した。今季はで31年目のモータースポーツキャリアを誇るコロネルは、アウディRS3 LMSにスイッチして参戦する。
1997年に全日本F3選手権のチャンピオンを獲得し、99年にはフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンを獲得するなど、日本でキャリアを積んできたコロネルは、FIA-GTやETCC等を経て、2005年からWTCCに参戦。以降、2018年にシリーズがWTCRに変わってからも参戦を続けている。
そんなコロネルは、2019年にベルギーのコムトゥユーに移籍し、クプラTCRをドライブしていたが、チームはアウディも走らせていたことから、2020年はコロネルもアウディにスイッチすることになった。
「僕は長年同じチームと一緒に仕事をすることが重要だと思っているんだ。昨年、コムトゥユーと僕はいいマッチングをみせた。両者の協力関係は良好だったけれど、今年はアウディに切り替えることにしたんだ。チームはこのブランドの経験をもっているからね」とコロネル。
「2001年にはル・マン24時間でもドライブしているし、アウディは僕にとって初めてという訳でもないからね。昨年10月、アウディは僕をドライバーとして、チームに関心を示してくれたんだ」
すでにコロネルはアウディでテストを行っており、好フィーリングを感じているという。「技術面では、クプラとRS3は多くの類似点があるけれど、初めて今年から採用されるグッドイヤーを履いたテストでは驚いたんだ。いくつかの面でクプラと異なっていて、すごくいいフィーリングだった」
今季コロネルは、おなじみのDHLカラーは変わらないものの、そのモータースポーツキャリアの年数である『31』をカーナンバーにする。「何人かで集まって、僕のキャリアの歴史を分析したんだよ」とコロネル。
「WTCR、それに前身のWTCC、ETCC、それからエストリルでのBMWのレース、ヨーロピアンTCRなどを合計すると、413レース出走している。それにシトロエンAXレース、オランダツーリングカー等のレースを追加すると、合計484になるんだ」
「今年WTCRでは20レース予定されているからね。今年合計で500を超えるんだ! それをお祝いしないとね!」