【J1リーグ2023】第3節で躍動!絶対に外せない選手TOP6

2023年3月6日(月)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

3月3日、4日に開催された2023明治安田生命J1リーグ第3節。トピックとしては、アルビレックス新潟が北海道コンサドーレ札幌と2-2で引き分け昇格組ながら無敗続行。川崎フロンターレ対湘南ベルマーレの「神奈川ダービー」は1-1のドロー。ヴィッセル神戸対ガンバ大阪の「神阪ダービー」はホームの声援を受けた神戸が4-0の快勝で、J1唯一の3戦全勝とするなどがあった。


ここではJ1第3節全9試合のなかから、アンタッチャブルプレーヤー(絶対に外せない選手)を6人選出し、ランキング形式で紹介する。




サンフレッチェ広島 DF塩谷司 写真:Getty Images

6位:塩谷司(サンフレッチェ広島)


昨2022シーズンのJ1を制した横浜F・マリノスと1-1で引き分けた一戦において、サンフレッチェ広島DF塩谷司が果たした役割は大きかった。横浜FMの急先鋒であるFWエウベルに対し5分以上の戦いを見せて容易に突破を許さず、チーム全体の勢いを削ぐことに成功している。


広島のセンターバックらしく攻撃参加も見せ、前節(第2節)のゴラッソを彷彿させるミドルシュートを放つシーンも。34歳のベテランとなった塩谷は、3バックの一角を務める選手にとってのお手本のようなプレーを見せている。




鹿島アントラーズ MF藤井智也 写真:Getty Images

5位:藤井智也(鹿島アントラーズ)


昨2022シーズン、サンフレッチェ広島で序盤戦からスタメン出場していたMF藤井智也だが、後半戦は出場機会が激減した。今シーズンは鹿島アントラーズで開幕を迎え、ここまで3試合連続スタメン出場。第3節では最大の武器であるスピードを発揮し、前半9分に早速横浜FCのDF2人をかわしてシーズン初であり移籍後初となる得点を記録した。


同試合では後半10分にもGKとの1対1を制してネットを揺らすも、これはVARが介入してFW鈴木優磨が競り合いMF樋口雄太に繋いだ場面がオフサイドの判定に。それでも後半34分に交代するまで持ち前のスピードで何度も紙一重のチャンスに絡み、鹿島でも当面はスタメンに定着する可能性は高い。試合の序盤から組み立てに関与する機会を増やせれば、シーズンを通してコンスタントに得点に絡むのではないか。




湘南ベルマーレ DF石原広教 写真:Getty Images

第4位:石原広教(湘南ベルマーレ)


第3節では川崎フロンターレとの神奈川ダービーに挑んだ、湘南ベルマーレ。試合を通して川崎にあまり決定機を作らせず、結果的には1-1であるものの自分たちのペースで戦うことに成功した。全選手が力の限り戦ったことで得られた結果だが、なかでも重要な役割を担ったのが右ウイングバックでプレーしたDF石原広教だ。


同試合、川崎の左ウイングでJ1で1、2を争う突破力があるFWマルシーニョを向こうに回し、ほぼ試合から消すことに成功した石原。さらに上下動と球際の厳しさで、同サイド全体の攻防で上回っていた。センターバックの一角に入ることもあるユーティリティプレーヤーではあるものの、やはり最適解はウイングバックであることを示した試合だった。


ヴィッセル神戸 DF酒井高徳 写真:Getty Images

3位:酒井高徳(ヴィッセル神戸)


前節は出場機会のなかったヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳が、今第3節ではサイドでの仕事だけでなく複数得点を奪ってみせた。対面する相手ガンバ大阪の選手は、成長著しいFW山見大登や元日本代表のFW鈴木武蔵らであったが、酒井は常に冷静に対応し同サイドから作られた形は最小限にとどめた。


また、この試合で目立ったのは、守備面以上に攻撃面だった酒井。回数がさほど多いわけでなく、機を見た攻撃参加から後半2分にはミドルシュートで、後半28分には右から深くえぐってGKとの1対1を制し、2得点を挙げている。関西のダービーマッチで、歴史に残る4-0の完勝劇の主役となった。




京都サンガ DF白井康介 写真:Getty Images

2位:白井康介(京都サンガ)


第3節で、FC東京を相手に2-0の結果で今季初勝利を挙げた京都サンガ。2年連続のJ1残留を達成するために、攻守両面で欠かせない存在が右サイドバックのDF白井康介だ。上下動を繰り返す推進力、なかでもスプリントを繰り返す力はJ1随一である。


第3節ではJ1全体でトップのスプリント回数29回を記録した白井。粘り強い守備をしつつオーバーラップから局面を打開してクロスを供給した。なお、第2節では42回という驚愕の数字を残し、ここまでのJ1でトップの記録となっている。膠着した試合展開を良い意味で壊せる選手で、前線に入る選手がある程度固定されるとさらに向上する可能性がある。




ヴィッセル神戸 MF齊藤未月 写真:Getty Images

1位:齊藤未月(ヴィッセル神戸)


ヴィッセル神戸のMF齊藤未月。第3節ではDF大崎玲央が復帰し、アンカーだったこれまでの2試合とは異なるインサイドハーフでプレー。ポジションが変わった一方で、質の高さは不変だった。


同試合、左のインサイドハーフでありながら右サイドに顔を出すシーンもあるほどプレーエリアが広く、細かな動き直しを続けて相手選手の間で受ける回数も多かった齊藤。ボールを持っている状態でのアイデアが豊富で、相手が保持している時には粘り強くプレスをかけ続ける。相手G大阪側にメンバー変更の影響があったとはいえ、中盤の守備不全を引き起こした一因となったといえるだろう。


神戸はここまでリーグ唯一の3連勝を飾っており、その中心でフルタイム出場を続ける齊藤は相手にすれば非常に面倒くさい、味方にすれば極めて頼もしい存在となっている。

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