フェラーリ育成ベアマンがPP獲得。宮田莉朋は1.5秒差の20番手に/FIA F2第2戦ジェッダ予選レポート

2024年3月8日(金)0時38分 AUTOSPORT web

 3月7日、2024年FIA F2第2戦ジェッダの公式予選がジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われ、オリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)が最速タイムを記録。3月9日に行われるフィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得した。


 2018年の第65回マカオグランプリFIA F3ワールドカップ以来となる市街地コースに臨んだ宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は20番手で予選を終えている。


 第2戦ジェッダの予選は、F1サウジアラビアGPのフリー走行1回目終了後、日本時間24時00分(現地時間18時00分)、気温26度、路面温度36度、陽も傾くなか、快晴のドライコンディションで30分間のスタートを迎えた。


 なお、フリー走行でクラッシュを喫したラファエル・ヴィラゴメス(ファン・アメルスフォールト・レーシング)はマシン修復が間に合わず、予選は出走できずに終えている。


 前年の2023年大会ではビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)が今大会と同じスーパーソフトで1分41秒326をマークし、自身FIA F2初のポールポジションを獲得していたジェッダ。


 セッション残り24分というところで各車最初のアタックへ。まずはオリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)が1分43秒207を記録してトップにおどり出る。一方、宮田の最初のアタックは1分45秒246となり、ベアマンから約2秒差の暫定20番手となる。


 残り18分というところで、フリー走行で最速タイムをマークしたデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)が1分42秒946をマークしトップ浮上。そこに新人ポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)が0.060秒差の2番手で続く。


 ポイントリーダーのゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)はセッション前半を終え暫定17番手と沈み、ピットに戻るとエンジンカバーを外すシーンも見られた。


 また、フランコ・コラピント(MPモータースポーツ/ウイリアムズ育成)はアタック中にウォールにヒットした影響か、ハウガーから13秒遅れと満足にアタックできぬままセッション後半を迎えることに。


 残り12分、宮田が自己ベストを更新し1分44秒677をマークするが、それでもハウガーからは1.731秒遅れの20番手で順位変わらず。また、マローニも3度目のアタックに入ったがハウガーから0.9秒遅れの14番手と、ロダン勢は苦戦が続く。


 残り7分を切り、各車ニュータイヤを履いて最後のアタックに臨んだ。アタック合戦のなか、ベアマンが1分42秒217をマークしトップにおどり出る。続けて、クッシュ・マイニ(インビクタ・レーシング/アルピーヌ育成)がアタックするが、0.025秒届かず2番手。ベアマンから0.421秒差の3番手にアーロンと、トップ2台が後続を大きく引き離すタイムを記録。


 残り2分を切り、ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)がセクター1ベストを更新し、0.159秒差の3番手に浮上したところでチェッカー。


 前戦サクヒールでは大苦戦を見せたプレマ・レーシングのベアマンがFIA F2通算4度目のポールポジションを獲得した。宮田はラストアタックで1分43秒777をマークするが順位変わらず20番手に。なお、マローニは16番手で予選を終え、何らかのトラブルの影響かコースサイドにマシンを止め予選を終えている。


 3月1日に行われるスプリントレース(決勝レース1)のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定されるため、新人アーロンがポールシッターとなった。予選をトップから1.560秒差の20番手で終えた宮田はスプリントレース、フィーチャーレースともに20番グリッドからスタートを迎える予定だ。


 2024年FIA F2第2戦のスプリントレースは、日本時間3月8日24時10分(現地時間18時10分)より、20周もしくは45分+1周で行われる。


■2024年FIA F2第2戦ジェッダ 予選結果(編集部集計)





































































































































































Pos.No.DriverTeamTime
13O.ベアマンプレマ・レーシング1’42.217
29K.マイニインビクタ・レーシング1’42.242
37J.クロフォードダムス・ルーカスオイル1’42.376
41V.マルタンスARTグランプリ1’42.397
514E.フィッティパルディファン・アメルスフォールト・レーシング1’42.420
64A.アントネッリプレマ・レーシング1’42.445
711D.ハウガーMPモータースポーツ1’42.455
820I.ハジャルカンポス・レーシング1’42.513
922R.フェルシュフォートライデント1’42.585
1017P.アーロンハイテック・パルスエイト1’42.638
1121J.マルティカンポス・レーシング1’42.668
1223R.スタネトライデント1’42.672
1312F.コラピントMPモータースポーツ1’42.861
142Z.オサリバンARTグランプリ1’42.886
1510G.ボルトレートインビクタ・レーシング1’42.942
165Z.マローニロダン・モータースポーツ1’43.040
178J.コレアダムス・ルーカスオイル1’43.118
1825T.バーナードPHM AIXレーシング1’43.145
1924J.デュルクセンPHM AIXレーシング1’43.544
206宮田莉朋ロダン・モータースポーツ1’43.777
2116A.コルデールハイテック・パルスエイト1’43.897
15R.ヴィラゴメスファン・アメルスフォールト・レーシングNo Time


2024年FIA F2第2戦ジェッダ ゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)

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