青木瀬令奈が人生初の“39”で今季に手応え トップ10入りで迎える次戦は「連覇したい」

2024年3月10日(日)17時15分 ALBA Net

最終日に「69」をマーク。青木瀬令奈がタイトル防衛戦へ弾み(撮影:鈴木祥)

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<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 最終日◇10日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>

昨シーズンに自身初の年間2勝を挙げた青木瀬令奈は、今年2月に31歳になった今季も手応えを感じている。シーズン2戦目の今大会は、最終日に3バーディ・ボギーなしの「69」をマーク。トータル5アンダー・7位タイで今季初のトップ10入りを決めた。


4日間を振り返ると「今週は何にもいいところがなくて、この位置という感覚です」と内容的には満足のいくものではなかった。ショットが仕上がっていないことに加えて、オフに過ごした地域や開幕戦のコーライグリーンに慣れていたことが悪影響を及ぼしていた。

慣れていたコーライからベントグリーンに変わり、「パッティングの距離感とスピード感が合っていなかった。アプローチも落としどころや目線の取り方がコーライと違っていて…」とイメージ通りに打てなかった。特に2日目には34パットするなど、簡単にボギーを叩くこともあった。

それでも予選を通過すると微調整がきいた。「(ショートゲームは)日に日に良くなり、きょうは一番改善されました」。今季初の60台をマークした最終日は、ピンチをしっかりしのぐなど、本来の姿を取り戻した。

30歳で迎えた昨季は、年間2勝を挙げて通算5勝目を手にした。平均ストロークは71.4471とキャリアハイの数字を残すなど、年齢を重ねるにつれてゴルフがうまくなっていると話す。今年のオフは「昨年の成功体験をもとに、開幕戦から優勝するつもりで同じように過ごしてきました」とさらなる飛躍を狙う。

特に注力したのはパワーの出力を上げるトレーニング。昨年の最終戦が終わってからすぐに、毎日のように練習で汗を流した。その成果は開幕戦から出ていた。毎年メーカーの担当者とともにヘッドスピードを計測しているが、例年は37m/s台でシーズンを迎えているところ、今年は39m/s台を計測。「1以上上がっていて、メーカーさんもびっくりしていました(笑)。トレーニングの成果が出ていました」。コースに出ても例年より短い番手のクラブを持ってグリーンを狙えるようになった。

ショットが調整中ということもあり、今週は内容的には満足のいくものではなかったが、最終日の追い上げには自信を感じる。「逆に言ったら伸びシロだよね、とコーチと話していました。来週に向けてのいい兆しです」。7位という結果は次戦以降につながるものだ。

来週の「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」はディフェンディングチャンピオンとして迎える。「連覇したいですね。今までやったことがないので、やってみたい。連覇とか2週連続優勝とか…」。ゴルフ人生で最速のスイングスピードを手に入れた青木。昨年を上回る自身初の“結果”を追い求める。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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