古巣就任に期待も…ジェラード監督「ファンはクロップを望んでいる」

2021年3月10日(水)12時2分 サッカーキング

レンジャーズを率いるジェラード監督 [写真]=Getty Images

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 レンジャーズを率いるスティーヴン・ジェラード監督は、現時点では古巣リヴァプールの指揮官に就任することはないと語った。9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在40歳のジェラード監督は現役時代、1998年から2015年にかけてリヴァプールでプレー。23歳の若さでキャプテンに就任し、クラブ歴代2位の公式戦出場数(710試合)を誇り、2005年にはチャンピオンズリーグ優勝も経験した。2017年の現役引退後は、同クラブのU−18チームなどを指導した後、2018年にレンジャーズの指揮官に就任。今シーズンは32試合終了時点で28勝4分けの無敗で10シーズンぶりのリーグ制覇へと導いた。

 一方のリヴァプールは現在ホームでリーグ戦6連敗を喫するなど、プレミアリーグ暫定8位でトップ4入りすらも難しくなってしまっている。一部ではユルゲン・クロップ監督の解任の可能性も噂され始めるなど、去就が不透明になりつつあることから、ジェラード監督の古巣帰還を期待する声も上がっている。

 しかし、ジェラード監督はイギリスのテレビ局『ITV』で「リヴァプールのファンたちは私が監督になることを望んでいない」と語り、今後もクロップ監督が率いることが最善だと強調した。

「彼らはリヴァプールの監督にユルゲン・クロップが続投することを望んでいる。そして、私は彼らの考えと完全に一致している。このことについて話すべきではない。現時点で我々のクラブは最高の監督の一人が率いている。私は彼を愛している。私にはここでの仕事がある。これについて話すことは役に立たないと思う。ユルゲンがこれから何年もリヴァプールにとどまることを期待している」

 それでも、将来的にリヴァプールを率いることが期待されているジェラード監督は、「リヴァプールは私のクラブだ」と古巣への思いを明かしつつ、「素晴らしい旅をした。いつの日かリヴァプールの指揮官になることが夢か?もちろん、そうだ。だが、今ではない。それに私が率いるのに十分だと誰が言うと思うんだい?」と現時点での就任を否定した。

サッカーキング

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