トゥヘル監督が退団噂のクリステンセンに言及「もし彼が別の道を選んだとしても…」

　チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が退団が噂されるデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンについて言及した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在25歳のクリステンセンは2012年7月に16歳でチェルシーの下部組織に加入し、2014年10月にトップチームデビューを果たした。2015年7月から2017年6月まではボルシアMGへの期限付き移籍も経験し復帰すると主力として今シーズンはここまで公式戦26試合に出場している。

しかし現行契約は2022年6月30日までとなっていることから去就には注目が集まっており、バルセロナ移籍報道が過熱している。

　トゥヘル監督はクリステンセンの去就について問われると「（彼が残留するかどうかは）疑問が残る。アンドレアスの状況は何週間も前から明らかで、私たちは彼が残ることがベストだと考えているから、満足はしていないよ」と不満の残る状況だと応じた。

　続けて「我々は、彼が去る可能性も考えなければならない。私たちはそれを望むか？　いいや。受け入れるか？　そうなるかもしれない。もはや物事は個人的なものではない。決してありえなくない、これは起こり得ることだよ。でも私はこれ以上の情報はもっていないし、共有したくもない」と現実的な問題となっていることも明かした。

　一方でこの問題が起用に影響を与えるかと問われた同監督は次のようにコメント。最後の一日まで自分の選手のように扱うと語っている。

「彼はまだ我々の選手であり、契約が終了するまでは我々にとってベストなことをするつもりだ。彼はチェルシーの選手であり、それが重要だよ。私たちが彼にとても感謝していることは彼自身がわかっていると思う」

「今は彼のチェルシーでのキャリアを考えるにあたって非常に重要な時だと思う。完璧な年齢、完璧なタイミング、我々が使うシステム、彼のそばでプレーする選手たち。それらすべてを考慮するとステップアップし今後数年間、チェルシーにとって大きな選手となる決定的な瞬間だ」

「もし彼が別の道を選んだとしても、私はそれを個人的にとらえるつもりはない。彼のことを理解しているかどうかという問題ではないし、最後の1日まで彼を自分の選手として扱うつもりだ」