SB25歳 球界きってのロマン砲が開幕スタメンを勝ち取れるか オープン戦1号も話題 「大事なのはHのランプをともすこと」

2025年3月13日(木)11時38分 ココカラネクスト

リチャードはオープン戦1号、豪快なアーチを放った(C)産経新聞社

 ソフトバンクのロマン砲、砂川リチャードが12日の巨人戦(みずほペイペイ)でオープン戦1号を放った。
 
 「7番・三塁」で先発出場し、2回の第1打席はしっかり四球を選ぶと、続く4回の第2打席は左前へ運び、安打を記録。

【動画】見たか!リチャードがオープン戦1号となる豪快なアーチをかけたシーン

 さらに見せ場は6回先頭の第3打席だ。この回からかわったカイル・ケラーに直前に顔付近を攻められながら、3球目、同じ高さから投じられたカーブをしっかり捉え、打った瞬間にそれとわかる豪快なアーチを放った。これがオープン戦第1号、ロマン砲の待望のアーチに本拠地に応援に訪れたソフトバンクファンも大いに沸いた。

 前日11日の試合で正三塁手の栗原陵矢がプレー中のアクシデントで負傷交代。右わき腹を痛め、開幕には間に合う見込みだが、リチャードにとっては目指す定位置獲りに絶好のチャンスが訪れている。

 今季がプロ8年目、ウエスタン・リーグでは3年連続で本塁打、打点王に輝く。恵まれた体格からなる圧倒的な長打力は誰もが持てる才能ではなく、ファン始め、誰もが1軍舞台の活躍を待ち望んでいる。

 この日、BS朝日で中継解説を務めたソフトバンク元監督の工藤公康氏もリチャードについて「今出さなきゃいけないのは結果なので」「大事なのはH(ヒット)のランプをともすこと」と入団時から知る愛弟子の背中を押していた。

 豪快な一発にはファンの間からも「リチャード、今年こそ頼むぞ!」「井上も頑張っているし、二人で切磋琢磨してほしい」など、リチャードと同じくポジションを争う右の大砲候補、プロ5年目の井上朋也の覚醒を願う声も大きくなっている。  
 
 ここにきて故障者も増えてきたチームがいかに開幕までオーダーを整えていくかにも注目が高まっている。背番号52の打撃には引き続き、ファンの熱視線が向けられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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