五十嵐亮太、田中将大のオープン戦の投球を見た印象語る「真っ直ぐの…」
2025年4月8日(火)17時30分 マイナビニュース
元プロ野球選手で野球解説者の五十嵐亮太氏が2日、YouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん(高ははしごだか)』で公開された動画「【初登板】田中将大は直球にこだわるべきなのか!? 五十嵐亮太が考えるマー君復活の鍵とは? メジャー経験投手が陥りがちな落とし穴って何!? 【巨人プロ野球ニュース】」に登場。巨人・田中将大について語った。
○田中将大の復活のカギは?
田中復活のカギについて、スタッフに尋ねられた五十嵐氏は、「キャンプでこだわってきたのって、真っ直ぐの回転とか回転効率とかだと思うんですよ。角度を出してくとか、上から投げ下ろすとか、手の出し方とかっていうのを見ていると」とキャンプでの様子を振り返りつつ、「真っ直ぐで空振り、ファウルが取れるとか、ある程度、力で押せるかが大事にはなってくるのかなっていうふうに思ってたんですね」と分析。
その上で、「キャンプからオープン戦にかけて見ていて、真っ直ぐの球速であったり、バッターの反応がどうなのかなっていうふうに見ていると、スピード自体がそこまで伸びてきてない。140キロ前半ぐらいで、マックスが140キロ中盤ぐらいじゃないですか」と続け、「真っ直ぐのスピードが出てなかったとしても、バッターが差し込まれるとか、空振りが取れるんだったらオッケーだと思う。回転効率がいいとか、投げる角度がいいということだと思うので。ただ、そういうわけではなかったんですよ。(オープン戦のバッターの反応を見ると、)真っ直ぐに対して差し込まれるっていうよりは、『あれ、なんか違う?』っていうようなスイングが多く見受けられた」と指摘した。
また、「田中投手に関して言うと、変化球のコントロールとか、投球術で抑えられる力はあるんですよ」と評価しながらも、五十嵐氏は「復活とか、例えば10勝以上するようなピッチャーになるとするんだったら、真っ直ぐのこだわりってすごく大事だと思っているので。どうするかなのかなと思います」と持論を展開していた。
なお、この動画の公開後、田中は3日の中日戦に移籍後初登板。5回を5安打3四球1失点と粘投し、楽天時代の2023年8月26日以来となる勝利をあげている。
【編集部MEMO】
昨秋に受けた右肘クリーニング手術の影響もあり、2024年はプロ入り後初となるシーズン未勝利に終わった田中将大。11月には楽天を退団し、巨人に入団。春キャンプでは、久保康生巡回投手コーチとの二人三脚でのフォーム改造が話題になった。